トヨタホームは電気自動車(EV)やプラグイン・ハイブリッド車(PHV)向けの家庭用充電器を発売した。壁掛型充電器としては日本で初めて経済産業省の補助金対象となった。
新発売の充電器は、国内のEV、PHV全車種の普通充電に対応しているほか(急速充電には対応しない)、充電コネクターをロックして外れないようにする防犯対策機能も盛り込んでいる(図1)。
価格は19万9500円(税込、基本工事費込み)。経済産業省の「クリーンエネルギー自動車等導入補助事業」の補助金を利用すると13万5000円(税込、基本工事費込み)になる。これまでこの補助金事業では、地面から直立する「自立式」だけが補助金対象となっていた。公共の場で多くの人が使う充電器は自立式が多いという理由だ。しかし最近は、壁掛型を公共で使う例が増えてきたことから、経済産業省は補助金対象を壁掛型にも広げた。
壁掛型が補助金対象の認定を受けるには充電コネクターをロックして充電器から外れないようにする機能と、日本で走行しているすべてのEV、PHVに対応することという条件が付いたという。トヨタホームが従来販売してきた壁掛型充電器は、ごく一部の車種に対応できていなかったが、今回の新製品では全車種に対応し、コネクターのロック機能も追加して補助金対象となった。
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