シャープが7番目のメガソーラーを広島で完成、出力1.9MW自然エネルギー

シャープのメガソーラー事業が順調に伸びている。2013年8月には広島県の工業団地で、遊休地を使ったメガソーラーの運転を開始した。

» 2013年09月02日 09時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]
図1 三原市とメガソーラーの位置

 シャープのメガソーラー事業が順調に伸びている。同社は芙蓉総合リースと共同で事業を進めている。両社が設立したクリスタル・クリア・ソーラーが建設から運営までをシャープに委託する形で進める形だ。既に全国6カ所で合計約14.9MWのメガソーラーが運転中だ。

 2013年8月30日には、広島県三原市で同様の取り組みによる「シャープ三原太陽光発電所」の運転が始まった(図1、図2)。出力は約1.9MW(直流出力)、年間発電量として約210万kWを見込む。固定価格買取制度(FIT)を利用して、中国電力に40円で20年間売電する計画だ。

 メガソーラーは大和フライト産業団地の遊休地(4万2500m2)の賃借を受け、2013年5月に着工したもの。シャープの多結晶Si(シリコン)太陽電池モジュール「ND-245HA」(出力245W)を設置した。

図2 シャープ三原太陽光発電所。出典:シャープ

 今後は、2013年7月に建設を開始した茨城県利根町の「利根町シャープ太陽光発電所」(出力約2.8MW)が2014年1月に運転を開始する予定だ。

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