自室の電気料金を「3%割引」、MEMSとCATVを組み合わせ電力供給サービス

東急コミュニティーとジュピターテレコムは、それぞれのサービスを組み合わせた「プラスJ:COM割」の提供を2014年6月から開始した。高圧一括受電とMEMS、J:COMの通信サービスに加入すると、マンション専有部(家庭)の電気料金を割り引くというもの。

» 2014年06月16日 11時30分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 東急コミュニティーとジュピターテレコム(J:COM)は業務提携を結び、2014年6月から、既築マンションと新築マンションに向けたサービスの提供を開始した。

 東急コミュニティーの高圧一括受電サービスに加えて、J:COMのCATV(ケーブルテレビ)と高速インターネット接続サービスを契約すると、マンション居住者(専有部)の電気料金を3%(既築)または8%(新築)割り引くというもの。「プラスJ:COM割」と呼ぶサービスだ。

図1 サービスの内容 共用部の削減率はマンションごとに異なる(*2) 出典:東急コミュニティー

 高圧一括受電サービスにより、マンション共用部の電気料金を最大50%削減でき、J:COMのサービスにより、CATV/高速インターネット接続が可能になる。さらに、専有部の電気料金を割り引く形だ(図1)。「高圧一括受電はマンション全体で加入していただき、共用部の電気料金を割り引く。専有部の電気料金が割り引かれるのはマンション内で、J:COMのサービスに加入した家庭だけだ」(東急コミュニティー)。

 東急コミュニティーは既築マンション向けのMEMSサービス(MEMSゼロプラン)を2013年9月から提供しており、スマートメーターを設置することで、電気料金の見える化や快適指標の通知、スマートフォンによる家電の遠隔制御、節電協力への報酬といったサービスを高圧一括受電と併せて提供している。MEMSゼロプラン以外に同社が提供しているMEMSサービスでもJ:COM割の対象となるとした。

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