東日本高速道路は2014年7月、東京湾アクアラインの一部、アクアブリッジの走行支援用照明をLEDに置き換え終わったと発表した。消費電力を40%削減できる他、道路用照明として優れているという。
東日本高速道路(NEXCO東日本)が、東京湾を横断する高速道路の照明をLEDに順次置き換えている(図1)。
置き換えの対象は、川崎市川崎区と千葉県木更津市を結ぶ「東京湾アクアライン」(15.1km)のうちの主に2カ所だ。まず、「アクアブリッジ」と呼ぶ橋梁部(4.4km)の走行支援照明として266灯を配置する。アクアブリッジは橋梁が日本で一番長い橋だ。次に橋梁部とシールドトンネルをつなぐ「海ほたるPA」と呼ぶ船のような形をした人工島周辺に166灯を置く。
2013年11月に着工し、2014年7月にはまず橋梁部と海ほたるPAの走行支援照明、合計285灯をLED化した(図2)*1)。電気使用量を40%削減できる他、二酸化炭素排出量も40%低減できるという。面積1万8000m2の森林が一年間に吸収する量を削減できることになるという。
*1) 同社が2013年8月に公告した入札の結果、2013年11月に東神電気工業が同社と契約を締結。契約金額は3億1838万4000円。契約内容は、アクアブリッジと海ほたるPAなどの照明設備の更新であり、器具の製作と撤去取付、配管配線、試験調整などの全ての工事を含む。照明の個数は合計442灯。工期は2014年8月2日までである。
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