中国電力は電力の小売全面自由化とともに開始するポイントサービスにおいて、広島東洋カープと提携する。電力料金の支払いなどに加え、カープの試合結果に応じてさらにポイントたまるサービスなどを提供する。地域密着型のサービスを強化して、顧客確保につなげる狙いだ。
中国電力は2016年4月からはじまる電力の小売全面自由化とともに、新たなポイントサービスの提供を開始する。ユーザーは毎月の電気料金の支払いやアンケートへの回答などに応じてポイントを獲得できる。たまったポイントは他の提携ポイントサービスに移行できる他、中国地方の特産品や地元のスーパーマーケットで利用可能な商品券と交換できるなど、地域経済の活性化につながるサービスとなっているのが特徴だ。
中国電力では新ポイントサービスのさらなる拡充に向け、「コラボレーションメニュー」として中国地域と関係の深い企業や団体との提携を進めていく方針を掲げている。このほどこのコラボレーションメニューの一環として、プロ野球球団の広島東洋カープと提携すると発表した。
新しくポイントサービスに「カープ応援メニュー」を加える。このメニューに加入すると、電気料金の支払いなどによるポイント付与だけでなく、プロ野球公式戦におけるカープの勝利や年間成績に応じてさらにポイントがたまっていく。ポイントはカープの観戦チケットやグッズに交換することも可能だ。ファンならば応援を楽しみながらポイントをためられる。中国電力では今後、同社主催のスポンサードゲームの開催や、さらなる特典などの拡充も検討していくという。
カープ応援メニューへの加入受付は新ポイントサービスが始まる2016年4月1日から。加入条件は2つで、1つが新ポイントサービスの対象となる2016年4月以降から提供する新料金プランへの加入。もう1つは「カープを応援していただける方」(中国電力)としている。
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