新製品は、クラウドHEMSと組み合わせることで、電気の使用状況や天候に応じて最適なエネルギーマネジメントができるクラウド蓄電池システムで、コンパクトな4.2kWh(キロワット時)タイプ「JH-WB1621」と、大容量の8.4kWhタイプ「JH-WB1622」の2機種を2016年6月1日から順次発売する(図3)。
「JH-WB1621」は、従来機から体積比約34%の小型化を図り、業界最小クラスのコンパクトサイズを実現。横幅を50センチメートルに抑え、スペースが限られた住宅にも設置しやすくしたことが特徴だ。「JH-WB1622」は、横幅70センチメートルのコンパクトなボディながら8.4kWhと大容量化。従来機では、大容量化を図るためには蓄電池が2台必要だったが、同機を利用することで1台設置が可能となるという。加えて、従来機比約1.5倍の長寿命設計により、約1万2000回(従来機は約8000回)の充放電を繰り返しても初期の約70%の容量を維持できる。リチウムイオン蓄電池セルには、リン酸鉄リチウムイオンを採用し、動作温度は0〜40度としている。
これらの機能向上により、設置のハードルを下げることで、住宅用蓄電池市場全体の活性化にも取り組んでいく方針である(図4)。
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