3kg(キログラム)の木質バイオマスペレットを1時間燃焼することで、1kWh(キロワット時)の電力と、45度の温水を約200リットル作ることができるという。電気と同時にお湯も作ることができるため、非常時には照明や調理、シャワーなども利用できる。ガレキ撤去のための電動ノコや救命機器などの非常用電源としても使用可能だ(図3)。
今回採用しているスターリングエンジンは、外部から熱を加えるだけで発電できるというメリットがある。現在は熱源として専用木質ペレットを燃焼させるシステムとなっているが、将来はガレキなど、その場で調達できる廃材を燃料として利用できるように改良を続けるという(図4)。
この他にも操作の自動化や、雨天時にも安定稼働できるよう耐久性の向上などにも取り組む。同時に量産化に向けた連携先を模索していく方針だ。
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