日照不足による収益減少も補償、太陽光発電向け保険太陽光

法人向け保険を提供するHDI Global保険は、太陽光発電収益補償保険の販売を2017年6月1日から開始した。日本では初という「日照不足による売電収益減少への補償」にも対応する。

» 2017年06月01日 13時00分 公開
[庄司智昭スマートジャパン]

日照不足による売電収益減少も補償

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 法人向け保険を提供するHDI Global保険は、太陽光発電所の事業主および投資家に向けた「太陽光発電収益補償保険」の販売を2017年6月1日から開始すると発表した。

 基本補償としては、太陽光発電設備の電気的・機械的な事故による財物損害および利益損害を補償。地震や雹(ひょう)災、風災などの自然災害も補償する。また日本の保険市場では初とする「日照不足による売電収益減少への補償」も含まれているという。

 具体的には、保険契約時に発電所の年間予想発電量に基づく年間予想売電収入を保険金額として設定する。保健期間内における実際の年間売電収入が、予想年間売電収入の90%未満になった場合、その原因が日照不足または「収益減少補償特約(「Revenue Shortfall Extension)」で補償されるものに該当すれば支払いの対象となる。

 同社は、リリース上で「太陽光発電事業者特有のリスクを総合的に補償する日本初の保険商品である。日照不足の補償を含め、太陽光発電事業を取り巻くさまざまなリスクを補償することによって、発電事業の収益安定化に寄与する」とコメントした。

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