ソフトバンクが出資を決定、エネルギー×IoTベンチャーに電力供給サービス

ソフトバンクは、米Encoredの日本法人エンコアードに出資することで合意したと発表した。宅内設置型のIoT機器を用いてエネルギーデータのリアルタイム収集・分析を行うプラットフォームサービス「エネトーク」を提供しているベンチャー企業だ。

» 2017年07月27日 07時00分 公開
[陰山遼将スマートジャパン]

 ソフトバンクは2017年7月18日、米Encoredの日本法人エンコアードに出資することで合意したと発表した。出資に伴いエンコアードは2017年8月1日に「エンコアードジャパン株式会社」に名称を変更する

 Encoredは、宅内設置型のIoT機器を用いてエネルギーデータのリアルタイム収集・分析を行うプラットフォームサービス「エネトーク」を提供している。エネトークは同社がエネルギーフットプリントと呼ぶ、家電ごとの電力使用状況などを分析できる独自の電力量分技術をコアとするサービス。電力使用のパターンや、ライフスタイルの分析などが行えるという。これまでグローバル市場で約10万世帯への導入実績がある。日本法人は2016年1月に設立した。

 ソフトバンクはエンコアードの第三者割当増資を引き受け、2017年7月中に出資を完了する見込みとしている。出資比率はソフトバンクが50.1%、Encoredが49.9%。今回の出資に合わせてソフトバンクは、Encoredへの出資も行う。

 ソフトバンクとエンコアードジャパンは、電力使用状況に基づいて利用者の生活パターンを分析・予測するプラットフォームサービスをビジネスパートナーに提供し、効果的な節電アドバイスや家電製品のエネルギー効率診断、高齢者の見守りなどのさまざまなサービスの実現を目指すとしている。

事業イメージ 出典:ソフトバンク

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