東京ガスが太陽光発電開発を手がける新会社を設立した。早期に60MW(メガワット)の電源獲得を目指す方針だ。
東京ガスが本格的に太陽光発電事業を開始する。2017年8月1日付けで、太陽光発電の開発を行う新会社、プロミネットパワーを設立した。太陽光発電所の建設および運営などを手掛ける事業会社への投資や管理を行う。
プロミットパワーの設立時資本は9.9億円。出資比率は東京ガス100%。代表取締役社長は、東京ガス 電力事業部長の棚沢聡氏が務める。
東京ガスは中期経営計画「チャレンジ2020ビジョン」において、注力領域の1つに再生可能エネルギー電源の開発を掲げている。現状、発電事業の主力となっているのは天然ガスを利用する火力発電所で、再生可能エネルギーについては風力発電のみだった。そこで、他の再生可能エネルギーによる電力の購入や発電事業への出資を検討してきた。
2017年2月には再生可能エネルギー事業を手掛ける自然電力(福岡市中央区)と資本業務提携契約を締結し、太陽光発電の共同開発を進めることを発表している。
東京ガスは自然電力との提携および、プロミネットパワーの設立により、早期に60MW(メガワット)の太陽光発電電源の獲得を目指す方針だ。なお、新会社では、太陽光発電による電力の販売および供給事業も行う計画としている。
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