大阪ガスは、米Aamzonの有料会員サービス「Amazonプライム」がセットになった電気料金プランを発表。他社との提携によるサービスの拡充で、顧客獲得を目指す。
大阪ガスは2018年8月から、低圧向けの新しい電気料金プラン「スタイルプラン」の提供を開始した。同プランの第一弾として関西エリアのユーザーを対象に、加入すると米Amazonの有料会員プログラム「Amazonプライム」が付属する「スタイルプランP」の受け付けを開始。国内でAmazonプライムの加入特典がつく電気料金プランは初めて。
Amazonプライムは、年間3900円(税別)の会費を払うと、配送料が無料になったり、映画やドラマなどの動画が見放題になったりする有料会員サービス。大阪ガスが提供するスタイルプランPは、このAmazonプライムの年会費3900円分がお得になるというプランだ。
料金は関西電力の従量電灯AとAmazonプライムの年会費を合算した金額より、電力使用量に関係なく誰でもお得になる設定とした。月の使用電力量が370kWh(キロワット時)の家庭の場合は、年間で約5400円お得になるという。既にAmazonプライム会員に加入しているユーザーでも、契約可能だ。
大阪ガスではこれまでAmazonが販売するスマートスピーカー「Amazon Echo」で電力使用量や料金が確認できたり、家庭用燃料電池「エネファーム」などを音声操作できたりするサービスを提供してきた。なお、大阪ガスとAmazonとの間で、電気使用量などの顧客情報を共有する計画はないとしている。
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