広域機関では、容量市場メインオークションで約定した電源のうち、調整機能を持つものがどの程度あるかを毎年度確認している。
今回のオークションでの「調整機能あり電源」の約定容量は全国で1億2,834万kWであり、これまでの4回のオークションにおける「調整機能あり電源」の約定容量などの推移は図8の通りである。
前回の実需給2026年度オークションまでは、「調整機能あり電源」の約定容量は減少傾向にあったが、今回のオークションでは、前年度比増加が確認された。
エリア別・電源種別に、「調整機能あり電源」約定容量の増減をまとめたものが表9である。元々、エリアによって「調整機能あり電源」として活用する主な電源種が異なるため、高経年化による応札価格の上昇や休廃止判断などについて、今後も注視が必要とされる。
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