テーマモデル・コラボモデルの5つめのテーマが、カルチャー系モデル。「ETHNO・G(エスノG)」というシリーズでは、アフリカ、南米、中国、インドなどのエスニックスタイルをテーマにした。
例えばインドをテーマにした「Goa-style」(DW-004E-4DT)は、インド西部の地名ゴアから名前を取っている。上ベルトはゾウをモチーフに、下ベルトはタイダイ柄(絞り染め)を織り込んで、民族衣装のモチーフを生かしている。ELバックライトはゾウの頭を持つ神、ガネーシャの絵柄……といった具合だ。
音楽とカルチャーをミックスした「TRABAL FIST」シリーズ。写真のモデルでは少数民族のホピ族をテーマにした。G'MIX DW-9500RL-1T(左)、G'MIX DW-9500RL-4T(右)音楽系とカルチャー系が融合したモデルといえるのが「TRABAL FIST」シリーズ。G'MIXシリーズなので、BPMカウンターなどDJ向け機能を備えているが、ロックとネイティブアメリカンの融合をモチーフにしている。
「G'MIX DW-9500RL-1T」や「G'MIX DW-9500RL-4T」では、ネイティブアメリカンの中でも精神レベルが高く、ミステリアスな少数民族「ホピ族」をデザインのテーマにしている。バック刻印にはホピ族のアーティストがデザインした絵文字のサインを施し、サンダーバードの刺しゅうやウエスタンブーツの模様をバンドにデザインしている。
今回は田中秀和氏のコメントを交えながら、1990年代後半、G-SHOCKブーム最盛期のコラボモデル・テーマモデルについて振り返った。ブームが沈静化したあと、G-SHOCKはどうなったのか? 次回は伊東重典氏とともに商品企画部を離れ、“ブーム後”のG-SHOCKの販売プロモーションを担当した田中氏のインタビューを掲載する。
G-SHOCK 30TH INTERVIEW:米国でG-SHOCKブームを仕掛けた男、その4つの視点――伊東重典氏
G-SHOCK 30TH INTERVIEW:この人がいなかったら、G-SHOCKは世に出なかった――田副美典さん
G-SHOCK 30TH INTERVIEW:30年経った今だから話せる、初代G-SHOCK開発秘話――エンジニア・伊部菊雄さん
G-SHOCK 30周年記念モデル、第1弾は真っ赤な「Rising RED」
カシオ秋冬新作ウオッチ展示会2012:iPhoneとつながる、記念モデル続々――G-SHOCKは30周年でどう変わる?
エミネムも登場:バンクーバー五輪の日本代表が“G-SHOCK代表”に――SHOCK THE WORLD 2012Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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