どこからでもアクセスできて大容量のGmailはすごく便利なサービスだが、先日のようにサービス全般にわたって障害が発生するケースもある。こんな時でも、方法を変えることでGmailに“アクセス”できるかもしれないのだ。
どこからでもアクセスできて大容量のGmailはすごく便利なサービスだが、2月24日のようにサービス全般にわたって障害が発生するケースもある。大規模なサーバ群で運用しているとされるGoogleのサービスが一斉にダウンするとなると、何をしてもアクセスは不可能だろう。
だが、方法を変えることでGmailに“アクセス”できるかもしれない。
24日のサービス障害でもメールを見ることができたのが「オフラインGmail」機能。これはGoogle Gearsを活用した機能で、ネットワークにつながっていない電車の中でもメールを読んだり書いたり、一般的なメールソフトに近い操作ができるのだ。
Gmail Labsによる機能なので、言語表示を「英語」に変更したり、障害の前にあらかじめ設定しておく必要があったり、設定していてもメールの送信は難しかったりするが、それでも読めるだけでもうれしいもの。ぜひ利用してみてほしい。
設定方法は、右上の「Setting」から「Labs」−「Offline」を「Enable」にし、さらに「Setting」の「Offline」で「Enable Offline Gmail for this computer」を選択する。
Gmailのインタフェースだけがダウンしている場合、個別のメールにはアクセスできる可能性がある。この場合、普段使っているメールソフトからPOPダウンロードやIMAPアクセスしたり、iPhoneのMailアプリからIMAPアクセスすることで、メールそのものにアクセスできるかもしれない。ちなみに筆者は先日の障害発生時、iPhoneでメールを確認できた次第だ。
なお、POPやIMAPを利用するにもあらかじめ「メール転送と POP/IMAP 設定」を確認しておく必要がある。こちらの「POPダウンロード」と「IMAPアクセス」が有効になっていれば、普段使っているメールソフトからもアクセスできるはずだ。
このほか、ログインするためのURLを変えるのも方法だ。PC用のログインページは障害が発生していても、モバイル用のログインページは使えたりするかもしれない。以下のようなURLを覚えておこう。
ログインURL | 備考 | |
---|---|---|
1 | http://gmail.com/ | 非SSL |
2 | http://mail.google.com/mail/ | PC用URL。非SSL |
3 | https://mail.google.com/mail/ | PC用URLのSSL版 |
4 | https://mail.google.com/mail/?ui=1 | 旧バージョンを表示するURL |
5 | https://mail.google.com/mail/?ui=2 | 新バージョンを表示するURL |
6 | http://mail.google.com/mail/h/ | 簡易バージョン。Ajax未対応ブラウザ用。 |
7 | https://mail.google.com/mail/h/ | 簡易バージョンのSSL版。 |
8 | http://m.gmail.com/ | モバイル用。非SSL |
9 | https://mail.google.com/mail/x/ | モバイル用のSSL版 |
10 | http://mail.google.com/mail/x/gdlakb-/gp/ | iPhone用 |
11 | https://mail.google.com/mail/x/gdlakb-/gp/ | iPhone用のSSL版 |
12 | https://mail.google.com/mail/feed/atom/ | Atomフィード版 |
もちろんこれらの方法が必ずしも通用するとは限らない。それでも「もがいていたらアクセスできた!」ということもあるだろう。障害が発生した際は、ぜひ試してみてほしい。また、ほかにもこんな方法があるという読者がいたら、トラックバックやはてなブックマークなどを通じて教えていただけると幸いだ。
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