iGoogleにおける情報はGoogleが収集したものだけではない。「Google Reader」と組み合わせれば他のサイトの情報もiGoogleのページに集約することができる。
Google ReaderはRSSを収集するGoogleのサービスだ。RSSとはWebサイトの要約を発信する仕組みで、最近は多くのニュースサイトなどがサポートするようになっている。
RSSとReaderの活用事例として「いま現在ブログで話題になっているキーワード」を収集する例を紹介しよう。
kizasi.jpはいまブログで話題になっているキーワードを収集するサービスを行っており、そのデータをRSSでも発信している。
kizasi.jpのRSSを自分のGoogle Readerに登録し、さらにGoogle ReaderをiGoogleに登録すれば、iGoogleの情報の1つとして「いまホットなキーワード」が読めるようになる。
このように、iGoogleをカスタマイズすれば、自分だけの情報を集める強力なツールに仕立てられる。iGoogleはレイアウトのカスタマイズも自在にでき、さらに情報が増えてきたならタブを増やしてページ分けするなどのカスタマイズも可能だ。
このようなiGoogleの活用は、「今解決しなければならない企画に関する課題」についてすぐに役立つわけではない。ただ、日常の中で、あらゆる分野の旬の話題を短時間でチェックできるというのは、非常に便利な道具だといえる。事実関係などの真偽については、企画に利用する場合改めて確認する必要があるし、一部の偏った意見だけを取り入れてしまうという危険もあるが、安易な利用さえ気をつければ「発想」に役立てることは十分に可能だ。
また企画づくりに行き詰ったとき、テーマを別の見方で見直すことも重要だが、そんなとき、iGoogleの画面からニュースなブログの話題などから新しい見方を探り出すこともできる。参照記事
ただし、「おい、こんな話題知ってるか」と仕入れたばかりのネタを、ことあるごとに披瀝するのは控えたほうがいい。企画会議を開く前にネタバレ、というのでは格好がつかない。
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