Mozilla Labsは、Webブラウザ全体で利用できるアドレス帳を目指す実験的取り組みの成果物としてFirefoxの拡張機能「Contacts in the Browser 0.3」を公開した。「person:」URLのサポートも今後が期待される部分だ。
Mozilla Labsの開発者は4月22日、アドレス帳機能をFirefoxに追加する実験的拡張「Contacts in the Browser 0.3」を発表した。新たにFacebookとYahoo!に対応、人物に対して複数のWebサイトやアドレス帳から集めた情報を表示する機能も加わっている。
Contacts in the BrowserはWebブラウザ全体で利用できるアドレス帳を目指す実験的取り組み。オンラインでのやりとりが増え、Webサイトの多くがソーシャル機能を提供する中、ユニバーサルなアドレス帳によりコンタクトの管理を合理化する。ブラウザベースのContactsデータベース、インポートシステム、ContactsデータベースにアクセスするJavaScript APIなどで構成される。
Contacts in the Browser 0.3では新たにFacebookとYahoo!のアドレス帳に対応した。すでに対応しているMac OS Addressbookなどローカルにあるアドレス帳、Twitter、Gmail、LinkedIn、Plaxoに加えて、FacebookやYahoo!のインポート機能と検索(Facebookのみ)を利用できるようになった。
また、実験的機能として「person:」URLのサポートが加わった。人物名やメールアドレスなどを入力すると、コンタクトリストにある相手だけでなく、Web上からその人に関する情報(メールアドレス、位置情報、リンクなど)を収集して表示し、その人物のプロフィールページを作成できるという。「AwesomeBar」での人物名オートコンプリート機能も加わっている。
Copyright © 2010 OSDN Corporation, All Rights Reserved.