iPadが後押ししたのだろうか、林雅之氏の今週の電子書籍&情報通信政策関連ニュース(2010.5.31〜6.5)で紹介される電子書籍のニュースが尽きない。
佐川明美氏「佐川明美の「シアトルより愛を込めて」」のiPhoneで万葉集を味わうのはいかが?や、松尾公也氏の電子文庫パブリをiPhoneとiPadで試してみたなどのように、文学作品を楽しんだり、夏目房之介氏「夏目房之介の「で?」」の漫棚通信「iPadでマンガを読む」で紹介されたように漫画を読むこともできるのが、電子書籍だ。
しかし、電車などで漫画を読む場合は気を付けてほしい。内田隆平氏「日本のITは世界を制す!?」のiPadで丸見え人生によれば、iPhoneなどの小さい画面と違ってiPadの大きな画面は、遠くからでもマンガを読んでいることが丸見えになる場合があるらしい。
ここで、iPadを含む電子書籍のデバイス全般について書かれたエントリーをまとめて紹介しよう。
個人的に気になったのは、岩永慎一氏のKindleがディスカウントストアのターゲットで買えるようになるということだ。Amazonからでしか買えなかったKindle端末が、ディスカウントストアでも入手できるようになる。日本でも実現すれば、電子書籍普及に拍車がかかるだろうか。
電子書籍市場が広がる一方、既存の出版市場はどう出るのか。斉藤徹氏の出版メディア業界のお手本,ナショナル・ジオグラフィックのソーシャルメディア活用事例では、ある出版社の例を紹介。一方、佐々木康彦氏の個人出版が活況を呈するかも…というこの時期に、日経さんが「名言」、「迷言」どちらとしてこれを取り上げているのかが気になるところでは、日経ビジネスオンラインが配信したビジネス語録を紹介。果たしてこれは、名言か、迷言か。
それよりも驚いたのは、青葉哲郎氏「青葉哲郎のスマイル航海日誌」の子どもの読書量は増加中。年間240万部!大人の知らないミリオンセラー講談社「青い鳥文庫」だ。青い鳥文庫自体は、筆者も子どもの頃から親しんでいたので驚きはしないが、子供の読書量が増えているという調査結果は、驚くと同時に嬉しくも感じた。ぜひ、読書の習慣を身につけてほしい。
企業がTwitterを利用するのはもはや当たり前になりつつあるようだが、実際はどうだろうか。IT企業の利用状況をまとめてくれたのが、山岡大介氏「山岡週報」のIT企業Twitter利用動向まとめというエントリーだ。
Twitterを使えば使うほどフォローが増えていき、友人など読みたい人のツイートが埋もれてしまうことがある。そこで参考にしてほしいのが、加藤恭子氏「きょこ コーリング」のTwitterでフォローしすぎて、友人のツイートが埋もれる場合の対策だ。筆者も試してみたい。
Twitterやブログの使い方に迷い、フェードアウトしていく人も多い。そういう場合は、先達の使い方を真似るといいかもしれない。高木芳紀氏「普通のおじさんとソーシャルメディア。」のブログもTwitterもたくさん書いて、大変じゃありませんか?や、加藤恭子氏のTwitterで、某社長の真似をしてみました。は、と面白い使い方だ。
以上、6月3〜9日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーも読んでいただきたい。
オルタナティブ・ブログは新着エントリー一覧から新着をチェックすることが可能だ。フィード配信もされているので、リーダーなどを活用すれば、どこからでもチェックできる。ぜひ、iPadやiPhoneなどの端末を活用してほしい。
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