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» 2015年02月09日 18時57分 公開

済生会熊本病院とNEC 「新型電子クリニカルパス分析ビューワ」を共同開発

診療データの収集・分析を行う「新型電子クリニカルパス分析ビューワ」を業界で初めて共同開発した。

[ITmedia]

 NECと済生会熊本病院は2月9日、診療データの収集・分析を行う「新型電子クリニカルパス分析ビューワ」を共同開発したと発表した。医療現場の治療プロセスの品質管理を支援し、医療の質の向上への貢献が期待されるという。

 共同開発された「新型電子クリニカルパス分析ビューワ」は、電子カルテに入力・蓄積された診療データの収集や分析、可視化のための機能を持つソフトウェア。業界初の仕組みになるとしている。

 クリニカルパスとは、病院での患者に対する治療プロセスの品質を管理、改善していく手法で、患者ごとに目標(アウトカム)を設定し、目標未達成時(バリアンス)の患者状況などの情報を収集して分析する。クリニカルパスはこれまでの電子カルテシステムでも実施されていたが、自由記述でのデータ入力が主で、用語が標準化されていないことが多く、分析に手間と時間がかかっていた。

 「新型電子クリニカルパス分析ビューワ」は、あらかじめデータ分析が可能な形式で、電子カルテから日々の診療データを収集する仕組みを構築している。これにより、標準診療計画に基づいた治療プロセスが患者の経過に与えた影響について、タイムリーな分析・確認が可能となり、次の計画策定を迅速に行うことにも役立つ。

1日分の診療データを記録できる「日めくりパス」の画面

 済生会熊本病院では、2014年4月から本機能を試行導入し、本格的に利用していく。同院ではこの製品を活用して電子カルテに日々の記録を入力することで、問題となる症例を瞬時に抽出できるようになった。また、入院日数が長引く患者に関する疼痛(痛み)コントロールの問題を発見するといった効果も得られたという。

 NECは「新型電子クリニカルパス分析ビューワ」を同社の電子カルテシステム「MegaOak HR」の追加機能として発売する。

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