この会議室、打ち合わせのために予約しているんだけど
誰かに出て行くよう言われたら、そんな理不尽な要求には応じられないと主張すればいいのよ
なんて理不尽なの!! 私は既にここで落ち着いているし、締め切り間近の会社の重要案件に取り掛かっているのよ!
会議をキャンセルすればいいのかよ
その通り。さっさと私のオフィスから出て行ってちょうだい
確かに誰も使っていない会議室って、広くて静かで仕事がはかどりますよね。ディルバートも最強アリスが相手ではさすがに会議は延期のようで。
“mission-critical”とは、業務や任務の遂行に必要不可欠なプロセスや機器、ソフトなど、誤作動や障害などが発生すると社会的影響が大きいものを指します。アリスの言う“company-critical”とは、会社の存亡にかかわるような重要重大プロジェクトのことをいっています。
“working on a deadline”とは、「締め切りのある仕事をしている」「期限を切られている仕事をしている」という意味で、“work with a deadline”や“work to a deadline”ともいいます。ちなみに“deadline”の語源はアメリカの南北戦争時代、実際に戦争捕虜を囲むように描かれた線のことで、捕虜がこの線を踏み越えると文字通り殺されたそうです。
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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