マークは海軍の特殊部隊出身で、3つもの武力衝突で戦ったんだ
あるときは100人もの敵に立ち向かって村を救ったこともある
今日はボクのパワポファイルをフォーマットし直します。デザインがダサいっていう奴がいるから
それってどういう意味ですか?
別にどうでもいいんですよ
ちょっといじって、文句言ってたやつが次の会議に来ないことを祈るんです
ここではどうやって生き残るのですか?
「ヒーロー」って言葉を使うのは嫌いだな
アメリカでは「ヒーロー」「英雄」の代名詞ともいえる海軍の特殊部隊「シールズ」。正式名称は“The United States Navy SEa, Air, and Land”Teams。その頭文字を取り、さらには優れた潜水能力を持つアザラシから、略して“SEALs”と呼ばれています。最近ではオサマビンラディンを暗殺する秘密作戦を担当したことでも有名です。退官しても優秀な人材として引っ張りだこですが、IT系に入るっていうのは珍しいかもしれません。
ところで、今でこそ“hero”は「英雄」と訳されますが、語源はギリシャ語の“heros”であり、半神半人のヘラクレスみたいな「守り仕える者」を意味します。その後、そのような人物が活躍する「物語の主人公」という意味合いで使われていたため、ヒーローには本来勇気や強さを持つ正義の味方であるようなニュアンスはなかったといわれています。
よって物語の主人公という意味では、ディルバートも立派なヒーローなわけですよ。たとえ勇気や正義の味方とはほど遠くても。
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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