前回の会議で、延々とこの装置について議論したこと、覚えてないの?
「荒らし」に付き合ってる暇なんてないわ! さっさと泥を食べて死んでおしまい!
僕、今日からプロジェクトに参加したので、初めて会議に参加しているんです
かわいそうなアシュック。でもこういう同僚、時々いますよね。もう少しカルシウムを摂取して前頭葉を柔軟にしてほしいものですが……。
“gaslighting”とは、心理的虐待の一種で、特定の人物を標的に、妄想癖があるとか、精神的に異常があると思い込ませるように工作して「精神的に追い詰めること」をいいます。語源はまさに映画『ガス燈』。夫が妻に犯罪を気付かれそうになり、妻が正気を失ったと信じ込ませるために夫がいろいろな細工を家中に施し、まるで彼女が正気を失っていると思い込ませるというスリラーです。誤った情報を与えて現実感覚を失わせる手法から、トランプ大統領のことを“America's Gaslighter in Chief”とやゆするアメリカのメディアもあります。
また、“troll”とは、そもそも欧州のおとぎ話などで出てくる「小人」や「巨人」のことで、頭が悪く、やたらと人に難癖を付けて旅人を困らせる想像上の生き物です。最近では、ネットなどでけんかをふっかけたり、他人を不快にするコメントをわざと書き込んだりするような人物や行為、いわゆる「荒らし」のことを指す言葉として使われています。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アシュックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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