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» 2018年11月08日 07時00分 公開

ディルバート(579):「ハッキリ言え!」が招く悲劇

「陰口なんて何の解決にもならないし、文句は直接言ってくれ」と思う人は多いようですが、場合によっては、文字通り“陰”で言うだけの方がいいことも……?

[スコット・アダムス,ITmedia]

お前、俺のいないところで俺の悪口を言ってるらしいな


面と向かって言ってみろよ!


いいとも


君は短気な無知野郎で、傲慢(ごうまん)な態度で自分の才能のなさを隠している


君はその毒々しい人格であらゆる会議を邪魔する


君が関わるプロジェクトは全てごみと化す。君は歩く疫病だ


分かった……君が言うことはキツいけど、権力のある相手にもはっきり真実を伝える勇気を尊重するよ


そもそも君に権力はないけどな

やっぱり、俺のいないところで悪口を言った方がいいかも


  


 これだけ面と向かって悪口を言えたら、ディルバートもかえってすっきりしたんじゃないでしょうか。

 “speaking truth to power”とは、「権力に対して真理を語る」「面と向かって権力者に都合の悪い真実を言う」という、非暴力的な政治手法を表す言葉です。語源についての説はさまざまですが、「冷戦時代を批判したクエーカー教徒が書いた1955年の本“Speak Truth to Power”である」という説や「1940年代に米国で黒人の公民権運動家Bayard Rustinが残した日誌に出てくる」という説などがあります。

 “plague”は、名詞では「伝染病」や「疫病」を意味し、これが転じて「厄介な人」「災難」のことを指すときにも使います。“avoid ○○ like the plague”というと、「○○を疫病のように避ける」、つまり「決して近寄らない」とか「徹底的に避ける」という意味になります。

 また、“plague”は、「疫病に感染させる」という意味の動詞でもありますから、転じて、「悩ます」「苦しめる」という意味で使うこともでき、“We have been plagued by complaints.”(苦情の嵐に悩まされている)という使い方もあります。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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