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» 2009年04月15日 08時00分 UPDATE

レビュー:連写だけじゃない20倍ズーム機 サイバーショット「DSC-HX1」 (1/3)

CMOSセンサー「Exmor」を搭載した“サイバーショット”「DSC-HX1」を使用した。どうしても連写や高速CMOSを利用したユニークな撮影機能に目が行くが、高倍率レンズを搭載したコンパクト機としても注目したい。

[小山安博,ITmedia]

 ソニーから、CMOSセンサー「Exmor」を搭載したデジタルカメラ“サイバーショット”「DSC-HX1」が登場した。新センサーによって、サイバーショットはどう変化したのだろうか。

photo “サイバーショット”「DSC-HX1」

CMOSを搭載して高速連写が可能に

 DSC-HX1が搭載しているのは、同社のデジタル一眼レフカメラ「α」シリーズにも使われているCMOS「Exmor」だ。低ノイズを特徴とするセンサーで、DSC-HX1はセンサーサイズこそ1/2.4型とα向けよりも小さいが(α700だと23.5×15.6ミリ)、従来のコンパクトデジカメよりも低ノイズを実現しているという。

 CCDと比較した際、一般的にはCMOSは読み出し速度に優れるといわれており、DSC-HX1では画像処理エンジン「BIONZ」の高速な演算処理性能もあわせることで、10コマ/秒という高速連写を達成している。また、CMOSは原理的に高速に動く物体を撮像する際に対象がゆがむ、という問題が生じてしまうが、これを解消するために、DSC-HX1では電子シャッターではなく、メカシャッターを採用した。これによってゆがみを抑え、かつ、高速な連写速度を維持したのがポイントだ。

 本体上部のシャッターボタンとモードダイヤルの間にあるボタンで、連写モードが設定できる。連写速度は秒間10コマ/5コマ/2コマから選択できるほか、ブラケットも選べる。連写後は、画面に撮影された画像が順次表示され、その間はほかの動作ができないのが難点。記録中は十字キーの中央ボタンでキャンセルできるが、いったん連写をした後には、少し待つ必要があるのは残念だ。

photophoto 連写機能については本体上部にある連写ボタンで設定する。連写コマ数は最大10コマだ(写真=左)、本体背面は大型の液晶とジョグダイヤルが特徴的だ(写真=右)

 この連写機能を生かした面白い機能も搭載している。「スイングパノラマ」機能は、カメラを横か縦に振るだけで、連写をすることでパノラマ写真が撮影できるというもの。従来のパノラマは1枚ずつ、位置合わせをしながら撮っていたのに比べ、カメラを振るだけでいいので手軽にパノラマ撮影が行える。精度は高く、これまでパノラマ撮影を使わなかった筆者でも、使ってみたくなるレベルに仕上がっている。

 再生時は、十字キー中央ボタンを押すことで画面がスクロールして再生できるのも便利だ。

 また、高速連写で一度に6枚の写真を撮り、それを合成することで、被写体ブレ、手ブレを軽減した画像を撮影する「手持ち夜景」「人物ブレ軽減」機能も搭載する。

 単に連写が速いだけでなく、それを応用して新しい機能を付け加えたのがDSC-HX1の特徴だ。いずれも実用性も高く効果も分かりやすいので、積極的に使いたい。

本格的な撮影も可能な光学20倍ズームレンズ

 本体は一眼レフカメラライクなボディデザインを採用。本体サイズは114.5(幅)×82.8(高さ)×91.8(奥行き)ミリ、約453グラムと大振りだが、しっかりとしたグリップもあって持ちやすく構えやすい。背面には3型/約23万万画素のクリアフォト液晶プラスを搭載。上下に可動するため、ハイアングル、ローアングルでの撮影がしやすい。

photophoto 可動式の液晶は、上下にほぼ90度の角度まで動く
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