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B&W、シンプルデザインのAirPlay対応スピーカー「A5/A7」MacやiPadに似合います

» 2012年11月15日 20時34分 公開
[ITmedia]

 D&Mホールディングスは11月15日、英Bowers&Wilkins(B&W)のAirPlay対応スピーカー「A7」および「A5」を発表した。11月30日から全国の百貨店やインテリア・ファニチャーショップで販売する。価格は、A7が9万3000円、A5は5万4000円。

「A5」(左)と「A7」(右)。A7のほうがひとまわり大きい

 Wi-Fi(IEEE 802.11b/g)を内蔵し、電源ケーブルをコンセントにつなぐだけでAirPlayを利用できるアクティブスピーカー。iPhoneやiPod touch、iPadから楽曲をストリーミング再生したり、同一ネットワーク内にあるMac/Windows PC、NASに保存している楽曲を再生できる。図解や音声アシスタントにより、煩雑な設定作業をスムーズに行えるiOSアプリ「AirPlay Setup」も提供する(AppStoreから無償ダウンロード)。

「AirPlay Setup」は日本語表示に対応。音声案内も日本語で収録している

 外観はあくまでシンプル。アルミおよびABS素材のシルバーと、ブラックのサランネットでApple製品を思わせるツートンカラーを作り出した。外側には1つのネジも出さず、電源やボリュームの操作ボタンはシルバーのラインの上に目立たないように配置、底面はラバーで覆った。液晶ディスプレイなどは持たず、ステータスLEDの色で入力ソースを判断する。

天面はアルミ素材。両サイドには電源とボリュームの操作ボタンが用意されているが、目立たないようにデザインされている

LEDの色でソースを判別できる。AirPlayは紫、USBが緑、アナログミニジャックあるいは光デジタル(A7のみ)のときはオレンジに光る(左)。小石型と呼ばれるリモコンが付属する(中)。背面には有線LAN、USB(A7のみ)、3.5ミリアナログミニジャックを用意。なお、A7のみアナログミニと光デジタル入力の兼用端子になっている(右)

 2モデルの違いは、主にサイズとスピーカー構成。ひとまわり大きなA7は、2.5センチツィーター2基と7.5センチのミッドレンジ2基に、6インチサブウーファー1基を加えた2.1ch構成。「Zeppelin Air」や「MM-1」と同じドライブユニットを使用した。一方のA5は、2.5センチツィーター2基と10センチミッドバス2基のステレオ構成で、ホームシアター用スピーカー「M-1」と同じドライバーだという。各ユニットは専用のClass Dアンプで駆動する。

 いずれもツィーターには、B&Wの高級スピーカーで知られる「Nautilus(ノーチラス)テーパリングチューブ」を採用。外側からは見えないが、長く伸びたテーパリングチューブがドライバー背面に出る音を吸収し、高域の純度を高める仕組みだ。また、なだらかな曲面とゴルフボールのようなディンプル構造で気流の乱れを低減し、バスレフのポートノイズを抑える「Flowport」を採用している。

13インチMacBookを間においてサイズ比較。大きい方がA7(左)。「Flowport」

 A7のみの機能として、光デジタル入力と96kHz/24bit対応のUSB DAC機能が挙げられる。光デジタル入力は、3.5ミリアナログミニジャック(AUX)と兼用。一方のUSB DAC機能は、背面のUSB端子にMacやPCを接続してハイレゾ音源再生が可能だ。なお、A7はすべての入力ソースに対して96kHz/24bitにアップサンプリング処理を行う仕様となっている。

 そのほかの主な仕様は下表の通り。

型番 A7 A5
Airplay
ユニット構成 2.5センチノーチラス・チューブ・アルミニウムツィーター×2、7.5センチミッドレンジ、15センチサブウーファー 2.5センチノーチラス・チューブ・アルミニウムツィーター×2、10センチミッド・バス×2
アンプ 2×25ワット(ツィーター)、2×25ワット(ミッドレンジ)、50ワット(サブウーファー) 2×20ワット(ツィーター)、2×20ワット(ミッド・バス)
入力 LAN、アナログミニジャック、光デジタル(アナログと排他利用)、USB LAN、アナログミニジャック
外形寸法 360(幅)×220(高さ)×160(奥行き)ミリ 300(幅)×180(高さ)×120(奥行き)ミリ
重量 5.7キログラム 3.6キログラム
価格 9万3000円 5万4000円
発売日 11月30日

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