D&Mホールディングスは11月15日、英Bowers&Wilkins(B&W)のAirPlay対応スピーカー「A7」および「A5」を発表した。11月30日から全国の百貨店やインテリア・ファニチャーショップで販売する。価格は、A7が9万3000円、A5は5万4000円。
Wi-Fi(IEEE 802.11b/g)を内蔵し、電源ケーブルをコンセントにつなぐだけでAirPlayを利用できるアクティブスピーカー。iPhoneやiPod touch、iPadから楽曲をストリーミング再生したり、同一ネットワーク内にあるMac/Windows PC、NASに保存している楽曲を再生できる。図解や音声アシスタントにより、煩雑な設定作業をスムーズに行えるiOSアプリ「AirPlay Setup」も提供する(AppStoreから無償ダウンロード)。
外観はあくまでシンプル。アルミおよびABS素材のシルバーと、ブラックのサランネットでApple製品を思わせるツートンカラーを作り出した。外側には1つのネジも出さず、電源やボリュームの操作ボタンはシルバーのラインの上に目立たないように配置、底面はラバーで覆った。液晶ディスプレイなどは持たず、ステータスLEDの色で入力ソースを判断する。
2モデルの違いは、主にサイズとスピーカー構成。ひとまわり大きなA7は、2.5センチツィーター2基と7.5センチのミッドレンジ2基に、6インチサブウーファー1基を加えた2.1ch構成。「Zeppelin Air」や「MM-1」と同じドライブユニットを使用した。一方のA5は、2.5センチツィーター2基と10センチミッドバス2基のステレオ構成で、ホームシアター用スピーカー「M-1」と同じドライバーだという。各ユニットは専用のClass Dアンプで駆動する。
いずれもツィーターには、B&Wの高級スピーカーで知られる「Nautilus(ノーチラス)テーパリングチューブ」を採用。外側からは見えないが、長く伸びたテーパリングチューブがドライバー背面に出る音を吸収し、高域の純度を高める仕組みだ。また、なだらかな曲面とゴルフボールのようなディンプル構造で気流の乱れを低減し、バスレフのポートノイズを抑える「Flowport」を採用している。
A7のみの機能として、光デジタル入力と96kHz/24bit対応のUSB DAC機能が挙げられる。光デジタル入力は、3.5ミリアナログミニジャック(AUX)と兼用。一方のUSB DAC機能は、背面のUSB端子にMacやPCを接続してハイレゾ音源再生が可能だ。なお、A7はすべての入力ソースに対して96kHz/24bitにアップサンプリング処理を行う仕様となっている。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | A7 | A5 |
---|---|---|
Airplay | ○ | |
ユニット構成 | 2.5センチノーチラス・チューブ・アルミニウムツィーター×2、7.5センチミッドレンジ、15センチサブウーファー | 2.5センチノーチラス・チューブ・アルミニウムツィーター×2、10センチミッド・バス×2 |
アンプ | 2×25ワット(ツィーター)、2×25ワット(ミッドレンジ)、50ワット(サブウーファー) | 2×20ワット(ツィーター)、2×20ワット(ミッド・バス) |
入力 | LAN、アナログミニジャック、光デジタル(アナログと排他利用)、USB | LAN、アナログミニジャック |
外形寸法 | 360(幅)×220(高さ)×160(奥行き)ミリ | 300(幅)×180(高さ)×120(奥行き)ミリ |
重量 | 5.7キログラム | 3.6キログラム |
価格 | 9万3000円 | 5万4000円 |
発売日 | 11月30日 | |
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