ソニーは6月13日、ウォークマンやスマートフォン、タブレットなど幅広い端末を接続できる“マルチコネクト”対応のオーディオ「CMT-SBT300W」および「CMT-SBT100」を発表した。スピーカーをセパレートにした“3BOXタイプ”。7月6日にオープンプライスで発売する。市場想定価格は、CMT-SBT300Wが4万円前後、CMT-SBT100が3万円前後。
NFC(Near Field Communication)とBluetoothを搭載。NFC対応のスマートフォンをタッチするだけで本体の電源が入り、Bluetooth接続が完了する仕組みだ。またapt-XおよびAACコーディングをサポートし、対応するAndroid端末やiOSデバイスとの組み合わせでは、より高音質のワイヤレス再生が可能になった。
フロントパネルのUSB端子もiPhoneやAndroidスマートフォンの接続をサポート。iPhone 5やiPad miniなどLightning対応デバイスを含め、音楽を再生しながら充電も可能になっている。またUSBメモリーを接続してMP3やAAC、WMAといった楽曲ファイルを本体側でデコード/再生することができる。
背面にはウォークマン用のWMポートを備え、さらに専用スタンドと専用ケーブルを同梱(どうこん)しているため、ウォークマンをすっきりと接続できる。またウォークマンの場合は再生と充電に加えて録音も可能。FM/AMチューナーのタイマー録音や、本体のCDドライブから約2.5倍速録音が行える。録音はMP3フォーマットで、ビットレートは128k/256kbpsから選択できる。
2機種の違いは、音響面とネットワーク機能だ。上位モデルの「CMT-SBT300W」はIEEE 802.11b/g無線LANを内蔵し(有線LANもあり)、アップルのAirPlayやDLNA 1.5によるネットワークオーディオ再生をサポート。ネットラジオの「vTuner」も入っている。なお、DLNAはプレーヤー機能(DMP)に加えてレンダラー機能(DMR)にも対応した。
アンプは両機ともソニーのデジタルアンプ「S-Master」を搭載しているが、出力はCMT-SBT100が1チャンネルあたり25ワットであるのに対し、CMT-SBT300Wは50ワット。また付属のスピーカーも2Wayバスレフ型という点は共通だが、CMT-SBT300Wのほうが一回り大きく、ドーム型ツィーターを採用するといった違いがある。
型番 | CMT-SBT300W | CMT-SBT100 |
---|---|---|
アンプ | S-master 50ワット+50ワット | 25ワット+25ワット |
スピーカー | 120ミリコーン型ウーファー、25ミリドーム型ツィーター | 100ミリコーン型ウーファー、40ミリコーン型ツィーター |
無線LAN | IEEE 802.11b/g | なし |
DLNA | DMP/DMR | なし |
AirPlay | ○ | なし |
本体サイズ | 約290(幅)×106(高さ)×221(奥行き)ミリ | |
スピーカーサイズ | 約150(幅)×270(高さ)×220(奥行き)ミリ | 約150(幅)×240(高さ)×220(奥行き)ミリ |
実売想定価格 | 4万円前後 | 3万円前後 |
発売日 | 7月6日 | |
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