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パナソニックからサウンドバー2機種が登場――4K/60p 4:4:4フォーマットのパススルーに対応

» 2014年04月07日 21時33分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは4月7日、サウンドバーの新製品「SC-HTB880」「SC-HTB580」を発表した。世界で初めて4K/60pのクロマフォーマット4:4:4映像のパススルーに対応した。5月16日に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では「SC-HTB880」が7万6000円前後、「SC-HTB580」は4万3000円前後(税別)になる見込みだ。

「SC-HTB880」(左)と「SC-HTB580」(右)

 サウンドバー本体とワイヤレスサブウーファーをセットにしたホームシアターシステム。上位モデルの「SC-HTB880」はサラウンド専用スピーカーを含む7ユニットを搭載し(+サブウーファー)、フロント用はツィーターとウーファーの2Way構成。5.1ch相当のサラウンド表現が可能だという。一方の「SC-HTB580」はフロントにセンターを加えた3.1chモデルだ。

 サウンドバー本体は高さを51〜53ミリに抑えられ、テレビの前に置いても画面にかぶりにくい。また側面を三角形にした“低背デルタフォルムデザイン”とし、壁掛け設置にも対応した。壁掛け時には適切な音響になるよう音の指向性が切り替わる仕組みだ。声の帯域レベルを効果的に上げる「明瞭(めいりょう)ボイス」や番組のジャンルに合わせてサウンドモードを自動で切り替える「番組ぴったりサウンド」といった機能を搭載した。

高さを抑えた本体は90度回転した状態で壁掛け設置が可能(左)。「SC-HTB880」を壁掛け設置するとサラウンド用スピーカーが見える(右)

4K/60p 4:4:4(Y:Cb:Cr)の映像信号をパススルー

 「SC-HTB880」だけの特長として、4K/60pのクロマフォーマット4:4:4(Y:Cb:Cr)の映像信号をパススルーできるようになったことが挙げられる。これにより、同社製Blu-ray Discプレイヤーなどから受け取った4K映像信号をそのままのクオリティーでテレビやプロジェクターに伝送できるようになった。

 また内蔵アンプに独自の「LincsD-Amp II」を採用している点も上位モデルだけの特長だ。LincsD-Amp IIでは、独自のノイズシェーピング技術をクロックに応用した「クロック再生成技術」により、高音域から可聴限界以下の超低音域までジッターを最小にするという。

「LincsD-Amp II」の概要

 このほか、両モデルともBluetoothとNFCをサポートしているが、「SC-HTB880」はaptXやAACにも対応しているのに対し、「SC-HTB580」は通常のSBCのみといった違いもある。

型番 SC-HTB880 SC-HTB580
概要 5.1ch 3.1ch
Bluetooth ○(NFC対応)
入力端子 HDMI×2、光デジタル HDMI×1、光デジタル
外形寸法(幅×高さ×奥行き) サウンドバー:1125×51×121ミリ、サブウーファー:180×408×306ミリ サウンドバー:950×53×110ミリ、サブウーファー:180×408×306ミリ
重量 サウンドバー:約3.1キログラム、サブウーファー:約5.4キログラム サウンドバー:約2.6キログラム、サブウーファー:約5キログラム
実売想定価格 7万6000円前後 4万3000円前後
発売日 5月16日

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