LGエレクトロニクスは2014年8月25日、77型テレビの新製品「77EG9700」と65型テレビの新製品「65EC9700」を発表した。どちらも解像度が4K(3440×1440ピクセル)の曲面型有機ELテレビだ。同社によると4Kの有機ELテレビは世界初だという。韓国では今週から予約受付を始め、近日中に北米やヨーロッパでも売り出すとしている。
今回発売する4Kの有機ELテレビは赤、緑、青だけでなく、白の画素を配置する「WRGB」技術を採用しており、自然な画像を映し出すという。そして、有機ELは原理的にはコントラストが無限大になるため、よりくっきりした画像になる。
画面の奥の光を映し出す液晶とは異なり、有機ELは画面の表面が赤、緑、青(LGの場合は白も入る)に光る。そのため液晶に比べると動きが速い動画への反応もよく、黒がより黒く見える。
LGは有機ELテレビの出荷台数が、数年のうちに液晶テレビを超えると予想しており、LGほど有機ELテレビの開発体制が整っている企業はほかにはないと、自社が有利な地位にいるとアピールしている。
今回発売する2製品は、ドイツ、ベルリンで開催予定の展示会「IFA 2014」(9月5日〜10日)に出品する予定。
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