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ソニー出身の技術屋が魂を込めて作ったDAC搭載ヘッドフォンアンプ「E1」、150万円で発売しかも手作り

» 2014年10月29日 22時40分 公開
[ITmedia]

 RE・LEAFは、こだわりのDAC搭載ヘッドフォンアンプ「E1」を12月中旬に発売する。ソニー開発部門出身の中山邦男氏が“技術屋魂”を込めて開発した力作。受注生産で、開発者自らが1台ずつ手作りするため、生産台数は1カ月にわずか1〜5台になるという。価格は150万円(税別)。

「E1」

 世界初の「Current Drive」(電流駆動型)信号増幅回路を搭載。通常の電圧駆動型にはない圧倒的なドライブ力に加え、原音に忠実な音場表現と高い解像度を両立させるという。各増幅段に電源を持たせてコンデンサーを不要にした“4重安定化電源”と合わせ、2件の特許を出願中だ。

 DACは中低域の厚みに定評ある「PCM1792A」を採用。最大192kHz/24bitのPCM音源および2.8MHz DSD(DoP)再生に対応した。入力はUSBのみで、アナログ出力はRCA(XLRバランス出力に変更可)および3.5ミリステレオミニ。またヘッドフォン出力としてXLRバランス出力と標準ジャックを備えた。対応するヘッドフォンは300オームまで。

ヘッドフォン出力としてXLRバランス出力と標準ジャックを備えている

アナログ出力はRCA(XLRバランス出力に変更可)およびアクティブスピーカー用の3.5ミリステレオミニ

 このほかにも超厚銅箔4層基板や航空機グレードのアルミニウムブロックから削りだした筐体(きょうたい)など、各所に“業界規格外”のぜいたくなパーツを採用している。本体サイズは約179(幅)×227(奥行き)×44.5(高さ)ミリ。重量は約2.5キログラム。なお、オプションとしてスパイクなども用意している。

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