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» 2015年04月16日 13時30分 UPDATE

首ふり機構も復活!:シャープ、画像処理エンジンをリニューアルした4K対応“AQUOS”「US30/U30」

シャープが4Kテレビのミドルレンジおよびエントリーに位置する「US30/U30ライン」を発表。新しい映像エンジンを採用してパフォーマンスを底上げしたほか、日本でも秋にサービスを開始する「Netflix」対応などコンテンツ面の充実も図った。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 シャープは4月16日、液晶テレビ“AQUOS”の新ラインアップとして、「US30/U30ライン」を発表した。4K(3840×2160ピクセル)対応モデルのミドルレンジおよびエントリーに位置するシリーズ。新しい映像エンジンを採用してパフォーマンスを底上げしたほか、日本でも秋にサービスを開始する「Netflix」対応などコンテンツ面の充実も図っている。6月末に発売する予定だ。

ts_aqus02.jpgts_aqus03.jpg 4K対応AQUOSのミドルレンジモデルにあたる「LC-60US30」(左)と4Kエントリーモデル「U30」4機種(右)

HEVCデコーダーを統合した映像エンジン

 US30は、60V型と52V型の2サイズを用意しており、どちらも120Hz駆動の倍速対応(U30は58V型のみ倍速)。LEDバックライトはエッジ式ながら、新開発の映像処理エンジン「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」と上位機譲りの「N-Blackパネル」で画質をブラッシュアップした(U30は低反射パネル)。

ts_aqus01.jpg 「US30」ラインは「N-Blackパネル」を新採用。先代「US20」(左側)と比較すると黒がしまって見える。一方のU30ラインは従来の低反射パネルを採用した

 N-Blackパネルは、パネル表面に屈折率の異なる2つの層を設けることで、外光反射を低減するというもの。画面への映り込みを抑え、つややかな黒を表示できる。

 一方の新しい映像エンジン「4K-Master Engine PRO II」は、従来のデュアルコアからクアッドコアに変えて処理能力をアップ。さらに4Kアップコンバート機能や映像のノイズを抑える「4Kアクティブコンディショナー」、6軸カラーマネジメント、さらにHEVCデコーダーまでも包含した統合チップになっている。

 新エンジンの搭載により、チャンネル切替やHEVCデコーダーの起動速度が向上したほか、高精細な4K対応番組表や4K対応のWebブラウザなど使い勝手を向上。また、将来の4K放送などで色域の広いBT.2020(UHD放送規格)信号を受けたとき、パネル性能に合わせて最適な色を選択する“色変換”の機能も新たに盛り込まれた。

ts_aqus07.jpg 高精細な4K対応番組表

 内蔵デジタルチューナーは3基で、別売のUSB外付けHDDを接続すれば1番組を視聴しながら2つの裏番組を同時に録画できる。HDMI入力は4系統を用意。すべて4K/60p入力をサポート。最新の著作権保護規格HDCP2.2にも対応しており、外部チューナーを接続して4K放送も楽しめる。なお、上記BT.2020入力時の色変換機能は、HDMIの「入力1」のみが対応する。

ボタン1つでテレビが起動――リモコンに「Netflix」ボタン

 4Kコンテンツへの対応という点では、VoDサービスの「ひかりTV 4K」および「Netflix」のサポートが新しい。とくにNetflixについてはリモコンに専用ボタンを設け、ボタン1つでテレビの電源が入ってトップ画面を表示する仕組みだ。「Netflixは、全世界で5700万人以上のユーザーが利用しているサービス。日本でのサービス開始もインパクトが大きく、(普及を)期待して採用を決めた」(同社)としている。

ts_aqus06.jpg リモコン。カラーボタンの下に大きな「Netflix」専用ボタンを設けている

 このほかネットワーク関連機能では、DLNA機能の「ホームネットワーク」(サーバ/プレイヤー)やスマートフォン連携に便利なMiracast/Bluetooth、同社製ロボット掃除機「COCOROBO」と連携する「ココロボ〜ド」などに対応した。

 スピーカー部もブラッシュアップ。フロントL/Rのフルレンジ(下向き)ユニットに加え、US30では背面にサブウーファーを搭載した2.1chシステムを採用している。またヤマハの音声信号処理チップ「AudioEngine」を採用し、キャビネットのサイズに関わらず聞き取りやすい音質を目指した。

ts_aqus04.jpg US30はスイーベル機構付きのスタンドを装備。左右20度ずつ向きを変えることができる

 もう1つのトピックとして、US30ラインにスイーベル機構付きのスタンドが“復活”した点が挙げられる。「これから買い替え需要が期待できるのは、2006年前後にテレビを購入したユーザー。当時のテレビにはスイーベル機能が付いているものが多く、復活を望む声が多かった」(シャープ)。

 また2006年前後はいわゆる“亀山モデル”が売れた時期でもあり、シャープでは「国内設計/国内生産」のUS30ラインを品質面でも買い替え対象製品として訴求していく構えだ。

ts_aqus05.jpg 「US30/U30」と従来機の機能比較表

シリーズ名 US30 U30
型番 LC-60US30 LC-52US30 LC-58U30 LC-55U30 LC-50U30 LC-40U30
画面サイズ 60V型 52V型 58V型 55V型 50V型 40V型
4K倍速 なし
パネル表面処理 N-Blackパネル 低反射
バックライト エッジ式LEDバックライト
画像処理エンジン 4K-Master Engine PRO II
4K VoD ひかりTV 4K、Netflix(アップデート対応)
4K番組表/4K Webブラウザ
Bluetooth/NFC
録画機能 USB外付けHDD
DLNA ○(サーバ/プレイヤー)
HDMI入力 4系統(HDMI 2.0/DTCP2.2)
スピーカー 2.1ch 2ch
スタンドスイーベル ○(左右20度ずつ) なし
実売価格(税別) 35万円前後 30万円前後 33万円前後 30万円前後 25万円前後 20万円前後
発売日 6月30日

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