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» 2015年07月14日 15時36分 UPDATE

今度は解凍に一工夫:まとめ買いの味方がさらに進化!――三菱電機「氷点下ストッカー D」搭載の新型冷蔵庫2シリーズを発売

三菱電機が新型冷蔵庫7機種を発表。氷点下でも凍らせずに鮮度を長持ちさせる「氷点下ストッカー」を進化させている。今度は冷凍した肉や魚からドリップ流出を抑え、おいしく解凍することができるという。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 三菱電機は7月14日、冷蔵庫の新製品として、上位モデルにあたる「WXシリーズ」4機種および「JXシリーズ」3機種を発表した。氷点下でも凍らせずに鮮度を長持ちさせる「氷点下ストッカー」が進化。冷凍した肉や魚からドリップ流出を抑え、おいしく解凍するという。8月26日から順次発売する。

ts_mitsubishi04.jpg 新製品の「WX/JXシリーズ」

 同社は近年、冷蔵庫に「切れちゃう瞬冷凍」や「氷点下ストッカー」といった独自機能を追加して他社製品との差別化ポイントにしているが、どちらも水の“過冷却現象”を応用したものだ。温度を緻密(ちみつ)に管理しながらゆっくりと下げていくと0度(凍結点)を過ぎても水分が凍らない過冷却状態になる。そのまま食材を保存するのが「氷点下ストッカー」で、過冷却状態から−7度の低温で一気に冷凍するのが「切れちゃう瞬冷凍」だ。一気に冷凍すると氷の結晶が丸い微粒子状になり、食材の細胞壁を壊さず、凍った状態でも包丁で切ることができる固さになる。

ts_mitsubishi01.jpg 過冷却現象の説明。温度を管理しながらゆっくりと下げていくと0度(凍結点)を過ぎても水分が凍らない

 三菱電機では、従来の冷凍室やチルド室に加え、「切れちゃう瞬冷凍」や「氷点下ストッカー」の専用ルームをプラスすることで、食品の保存方法に幅を持たせた。とくに昨年のモデルから搭載された「氷点下ストッカー」は、同社製冷蔵庫を購入した人の約7割が機種選択時の“重視ポイント”に挙げるなど支持されているという。「従来のチルドでは約4日間しか保存できなかった牛挽肉や豚ロース肉を約7日間保存できるなど、傷みやすい生鮮食品の鮮度を長持ちさせる。週末に1週間分の食材をまとめ買いするようなケースにも便利だ」(同社)。

ts_mitsubishi06.jpg 冷凍室の上にある「切れちゃう瞬冷凍ルーム」

ts_mitsubishi05.jpg 「氷点下ストッカールーム」は冷蔵室内にある。専用の風路と風量調節器、温度センサーを搭載し、独自の気流制御で温度変化を最小限にした部屋で、食品の内側と外側の温度差を抑えることで氷点下(ー3度から0度)でも凍らない過冷却状態を作り出す

 そして新しい「氷点下ストッカーD」では、さらに2つの特徴が追加された。1つはカチコチに凍った肉や魚の解凍機能。冷凍庫で保存していた食品を「氷点下ストッカールーム」に移し、タッチパネルで「解凍モード」に設定すれば、細かい温度調整を行いながら低温で解凍する。具体的には90分程度の時間をかけて1〜3度まで温度を上げ、またー3度〜0度の温度帯に戻すという。これにより、解凍開始から約90分で「包丁で切ることのできるマイナス7度まで解凍できる」(同社)。

 また氷点下のため、解凍後にそのまま保存できるのもメリット。例えば解凍して3日間保存した牛もも肉150グラムの場合、チルド解凍では約3.6グラムのドリップが流出したが、氷点下ストッカーDでは約0.9グラムに抑えられるという。「ドリップが少ないということは食材の“うまみ”を逃がさないということ。冷蔵庫解凍やレンジ解凍よりおいしく、解凍後は日持ちしないという悩みも氷点下ストッカーDが解決してくれる」。なお、氷点下ストッカールームにほかの食材が入っている時に解凍作業を行っても問題はないという。

ts_mitsubishi02.jpg 解凍後、1週間保存した挽肉。チルドルーム(左)に比べ、「氷点下ストッカーD」で保存したほう(右)が色がいい

ts_mitsubishi03.jpg 冷蔵解凍、チルド解凍、電子レンジ解凍、氷点下ストッカーD解凍(青いラベル)によるドリップ流出量の違い。どちらも解凍後1日目の肉だ

置けるスマート大容量

 独自のウレタン発泡技術と真空断熱材による薄型断熱構造「SMART CUBE」を扉や外壁に採用し、設置面積に対して容量を増やしたところも三菱製冷蔵庫の特徴。例えば475リットルの「MR-WX48Z」は、幅と奥行きがともに65センチメートルとコンパクトながら、買い替え期の目安といわれる10年前の同サイズ冷蔵庫と比べて74リットルもの容量増を実現している(2005年製のMR-G40Jと比較)。

 WXシリーズとJXシリーズの違いは、主にドアの材質だ。WXシリーズはガラスを採用して高級感のある光沢仕様、一方のJXシリーズには鋼板を用いてシックなイメージに仕上げた。本体カラーは、WXシリーズがクリスタルホワイト、クリスタルロゼ、クリスタルブラウンの3色。JXシリーズはローズゴールドとロイヤルウッドの2色となっている。価格はすべてオープンプライス。8月下旬から順次発売する予定だ。

ts_mitsubishi07.jpg WXシリーズ。業界最大容量の705リットルモデル「MR-WX71Z」を含め、幅広いラインアップを構成した

WXシリーズ

型番 容量 実売想定価格 発売日
MR-WX71Z 705リットル 43万円前後 8月26日
MR-WX61Z 605リットル 38万円前後 8月26日
MR-WX53Z 525リットル 34万円前後 8月26日
MR-WX48Z 475リットル 33万円前後 8月30日
ts_mitsubishi08.jpg JXシリーズ

JXシリーズ

MR-JX61Z 605リットル 34万円前後 9月15日
MR-JX53Z 525リットル 32万円前後 9月15日
MR-JX48LZ 475リットル 30万円前後 9月30日

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