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» 2015年10月14日 21時16分 UPDATE

オンキヨー&パイオニア、設計思想を共有する2つのハイレゾ対応プレイヤーを発売

オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、パイオニアブランドの「XDP-100R」、オンキヨーブランドの「DP-X1」という2つのハイレゾ対応DAP(デジタルオーディオプレイヤー)を同時に発表した。このうち「DP-X1」はヘッドフォンのバランス駆動に対応する。

[ITmedia]

 オンキヨー&パイオニアイノベーションズは10月14日、両ブランドからそれぞれデジタルオーディオプレイヤーの新製品を発表した。設計コンセプトや部材を共有しながら、それぞれの特徴も追加した兄弟モデル。11月下旬に発売予定で、パイオニアの「XDP-100R」は実売5万9800円前後、ヘッドフォンのバランス駆動に対応したオンキヨー「DP-X1」は6万9800円前後(税別)になる見込みだ。

ts_paionkyo01.jpg 手に持っているのはパイオニアの「XDP-100R」

ts_paionkyo11.jpgts_paionkyo12.jpg オンキヨー「DP-X1」(左)とパイオニア「XDP-100R」(右)。どちらもアルミ削り出しボディーを採用している

ts_paionkyo09.jpg オンキヨー「DP-X1」の再生画面

 Android 5.1.1を採用し、アプリの追加はもちろん、「e-onkyo music」からの楽曲直接購入やストリーミング音楽サービスへの対応も可能なDAP(Digital Audio Player)。定評のあるハイレゾ再生アプリ「HFプレイヤー」をそのまま活用し、最大384kHz/24bitのPCM音源(WAV、FLAC、ALAC、AIFF)や11.2MHzまでのDSDを再生する。ディスプレイは4.7インチ(1280×720ピクセル)で、新開発のGUI(シェル)と合わせて基本的な操作はすべて片手で行える。

 ハードウェアは、ESS Technologyのプラットフォームを採用。DACの「ES9018K2M」とアンプの「SABRE 9601K」を組み合わせ、単品コンポと同様にCPU部からオーディオ回路を離すなど極力ノイズの影響を抑える設計とした。なお、ES9018K2Mは32bit音源まで再生できるが、Android OSの制約で24bitまでのサポートとなっている。

2つのバランス出力に対応した「DP-X1」

 オンキヨーの「DP-X1」は、上記の「ES9018K2M」と「SABRE 9601K」を2基ずつ搭載し、2.5ミリ4極端子によるイヤフォン/ヘッドフォンのバランス駆動をサポートしていることが大きな特徴だ。さらに片側のアンプをあえてGND(グランド)制御のためだけに使い、安定したGND確保を可能にする「ACG」(アクティブコントロールグランドモード)も装備。「2つのバランス出力の違いも楽しめる」(同社でDAPを担当する土田秀章氏)という。

ts_paionkyo10.jpg 「DP-X1」の出力端子。2.5ミリ4極(バランス)と3.5ミリ(アンバランス)を装備

 一方のパイオニア「XDP-100R」も、シングルDACの低価格モデルというだけではない。先に登場した同社製ポタアン「XPA-700R」とデザインを共通化しており、重ねた場合でも違和感がない。この場合、両機はMicro USBのOTG出力で接続する形となり、楽曲や好みに合わせて内蔵ヘッドフォンアンプと使い分けることができる。

ts_paionkyo04.jpg パイオニア「XDP-100R」にはホワイトカラーも用意

 そのほか2機種の共通仕様として、32Gバイトの内蔵メモリと2つのmicroSDカードスロット、ロックレンジ精度を調整することでジッターノイズを軽減する「ロックレンジアジャスト」機能、将来のMQA再生サポートなどが挙げられる。発表会にはMQAのチェアマン、ボブ・スチュアート氏も登壇し、従来のハイレゾ音源よりもファイル容量を格段に減らすことのできるMQAを紹介した。なお、両機種のソフトウェアアップデート時期は未定だ。

ts_paionkyo03.jpg 「XDP-100R」の側面。2つのmicroSDカードスロットを備えており、内蔵の32Gバイトメモリと合わせて最大で288Gバイトのストレージを使用できる

ブランド オンキヨー パイオニア
型番 DP-X1 XDP-100R
バランス出力 あり なし
定格出力 75+75ミリワット(バランス)、150+150ミリワット(アンバランス) 75+75ミリワット
OS Android 5.1.1
通信機能 Bluetooth、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n/ac)
外形寸法 75.9(幅)×128.9(高さ)×12.7(厚さ)ミリ 75.9(幅)×145.9(高さ)×13.9(厚さ)ミリ(バンパー装着時)
重量 203グラム 203グラム(バンパー装着時)
実売想定価格(税別) 6万9800円前後 5万9800円前後

ハイレゾ対応のヘッドフォンやBluetoothスピーカーも

 同時に双方のブランドからハイレゾ対応ヘッドフォンやイヤフォン、Bluetoothスピーカーなどがリリースされた。オンキヨーブランドでは、密閉型ヘッドフォンの「H500M」とカナル型イヤフォン「E700M」、薄型Bluetoothスピーカー「X9」がハイレゾ対応モデルとして登場した。X9の場合、USB入力を利用してハイレゾ再生が行える。

ts_paionkyo06.jpg オンキヨーブランドのハイレゾ対応ヘッドフォン「H500M」。40ミリ径ドライバーで7〜4万Hzのワイドレンジ再生が可能だ。ホワイトモデルも用意している

ts_paionkyo02.jpg オンキヨーブランドのBluetoothスピーカー「X9」。USB入力でハイレゾ再生に対応。8つのスピーカーを搭載し、4万Hzまで再生できるという

 一方のパイオニアブランドでは、クラブミュージックを楽しむ「Superier Club Sound」シリーズにハイレゾ対応の新モデル「SE-MX8」が追加された。さらに参考展示として、オンイヤータイプの密閉型ヘッドフォンも披露されている。5月に発売した約25万円の「SE-MASTER1」よりも手軽にハイレゾを体験できるHi-Fi指向のモデルになるという。ただし、価格や発売時期などの詳細は未定だ。

ts_paionkyo07.jpg 「Superier Club Sound」シリーズのハイレゾ対応ヘッドフォン「SE-MX8」。自社開発の40ミリ径ドライバーにより5〜4万Hzの再生周波数帯域を実現

ts_paionkyo05.jpg 参考展示のHi-Fiヘッドフォン。コンパクトな密閉型で、イヤーパッドは耳のせ(オンイヤー)タイプ。アウトドアでのハイレゾ再生を想定した製品になりそうだ

ts_paionkyo08.jpg 発表会の模様はニコニコ生放送で中継された。左からMCを務めた百花繚乱さん、オンキヨー&パイオニアイノベーションズでDAPを担当するイノベーション本部長の土田秀章氏、ヘッドフォン担当の畑光史氏、ゲストとして登場した俳優・声優の小野賢章さん

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