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冬ボで買いたいデジタル家電、4Kテレビが人気――MM総研調査

» 2015年12月10日 20時12分 公開
[ITmedia]

 MM総研は12月10日、「ITデジタル家電購入意向調査」の結果を発表した。これによると、ボーナス支給額は改善傾向が続き、購買意欲も昨年冬や今年の夏に比べて回復傾向にあるという。キッチン家電、生活家電、デジタル家電の各ジャンルで、いずれも購入意向が増加した。

過去調査からのボーナスの増減率および購買意欲の推移

 この冬のボーナスの使い途について複数回答で聞いたところ、目立って増えたのは、「キッチン家電・生活家電」「ITデジタル家電」「遊園地・娯楽施設」だった。中でもキッチン家電・生活家電は昨年の7.4%から今年は13.6%と6.2ポイントの上昇。省エネ性に優れた高付加価値製品やロボット掃除機などの新ジャンル家電の需要が高まった。

 ITデジタル家電は昨年比で2.5ポイント増加の33.1%。商品別の購入意欲ランキングを見ると、「薄型テレビ」が全体の9.3%を占めてトップ。購入意向も7.9%から9.3%への1.4ポイント増加した。また4K対応テレビの値下がりが一段と進んだこともあり、冬のボーナスで購入予定という28人のうち、7割以上にあたる21人が4K対応テレビにすると回答している。

ITデジタル家電の購入意向ランキング

 2位以降は、ノートPC(7.9%)、スマートフォン(6.3%)、「デジタルカメラ」と続く。ランキング5位までの顔ぶれは昨年冬と変わらず、全体的に増加しているが、中でもスマートフォンの購入意向の増加率が高い。同社では「2年前に大手キャリア各社によるキャッシュバック競争で多く販売されたスマートフォンの買い替え時期に当たること、格安スマホといわれる低価格のSIMフリースマートフォンのラインアップが充実してきたことが影響している」と分析している。

 今回の調査は、インターネットアンケートサービス「NTTコムリサーチ」の会員モニターのうち、全国の20歳以上の就業者1090人を対象として行われた。

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