英Dysonは2月28日(現地時間)、英国ウィルトシャー州マルムズベリー本社近郊のハラビントンに2つめの開発拠点(テクノロジーキャンパス)を開設すると発表した。英国空軍基地の跡地である約209万m2を活用。これにより、英国内におけるダイソンの開発拠点は約10倍に増床するという。
ジェーズム・ダイソン氏は「ハラビントンキャンパスの増設は、研究開発の世界的な拠点となる、将来に向けた投資。これにより、英国マルムズベリーで世界トップクラスの製品と雇用機会を生み出し続けることが可能になる」とコメント。また英国のテリーザ・メイ首相は、「ダイソンのテクノロジー研究開発を通じた輸出力と英国の雇用創出へのコミットメントは、グローバルな英国を創造するわれわれの計画を実証する真の成功事例」と歓迎のコメントを出している。
ハラビントンは、1936年に英国軍兵舎が建設され、翌37年には英国王立空軍飛行訓練所が開設された歴史のある土地だ。1990年代半ばまで空軍基地として利用されていたが、2016年1月に英国国防省が効率化の一環として売却を決定した。なお、ダイソンのテクノロジーキャンパスでは、敷地内の歴史的遺産を保護するため、第2次世界大戦中に使用された航空機の格納庫を復元する予定になっている。
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