ITmedia NEWS >

「ポケモンGO」、初心者&復帰した人こそレイドバトルに挑むべき理由

» 2017年07月03日 13時52分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 「Pokemon GO」(以下、ポケモンGO)のレイドバトルが始まって1週間が経過し、トレーナーの多い地域はおおいに盛り上がっています。7月1日からはトレーナーレベル5、つまり始めたばかりの人でも参加できるようになりました。

レイドバトルのイメージ(c)2017 Niantic, Inc. (c)2017 Pokemon. (c)1995-2017 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

 強大なボスポケモンを相手にするバトルなのに、なぜ初心者にまで拡大したのでしょうか。私はレイドバトルの本質は、ポケモンGOを始めたばかりの人、あるいは一度遠のいてしまった人たちに再びポケモンGOに注目してもらうための大サービス、あるいは救済策ではないかと考えています。つまり、自分は弱い、出遅れていると考えている人にとって、大きなチャンスなのです。

自分のポケモンが弱くても勝てるときは勝てる

 レイドバトルは、大勢のトレーナーが力を合わせて強大なボスポケモンを倒します。1回のバトルには最大20人まで参加できます。そしてバンギラスやカビゴン、ラプラスといった強力なボスポケモンが登場するレイドレベル4のバトルでも、多数の上級者が参戦した場合、あっさり勝てることは珍しくありません。極端な話、その場にいて勝負がつくまで自分が持ちこたえさえすれば、自動的に勝ち組に入れてもらえるのです。

アメの集めにくいポケモンも出てきます

 私の場合、アップデート後に不安定になったと評判のiPhone 6でレイドバトルに参加しているので、バトル中にアプリが落ち、“再起動したら勝っていた”という経験が何度かあります。“やる気”満々の自分としては釈然としないのですが、他力本願でも勝てる証拠にはなるのではないでしょうか。

 強いトレーナーと一緒に参加するためのポイントは、多くの人が集まる場所と時間帯に行われるレイドバトルに参加することです。通勤・通学時間帯の駅前や商業施設などのジムが狙い目ではないでしょうか。参加方法や進め方については、こちらの記事を参照してください。

レイドバトルはポケモン集めのショートカット

 レイドバトルに勝つと、新しい魅力的なアイテム(どうぐ)がもらえます。例えば「きんのズリのみ」は、いままでの「ズリのみ」よりもポケモンを捕まえやすくしてくれるきのみ。「ふしぎなアメ」はどのポケモンのアメにでも変えられる便利なアメです。これらがあればポケモン図鑑を埋める作業もはかどります。

ふしぎなアメでポケモンを進化させることができます

 そしてレイドバトルに勝つと「ゲットチャレンジ」が待っています。これはボスポケモンとして登場したポケモンを手に入れるチャンス。CPは一般的なレベルに下がっていますが、強い個体(チームリーダーの評価で最高か2番目)、それもレイドレベルによっては“進化済み”のポケモンを入手できます。進化のためにたくさんのアメを集める必要がなくなるのですから、いわばポケモン集めをショートカットするようなもの。ゲットできれば図鑑が埋まる上に即戦力が手に入るのです。

「ゲットチャレンジ」
ゲットするとアメももらえます。先ほどのふしぎなアメと合わせて強化できるのです

 ただ、ゲットチャレンジに行き着いたとしても、ポケモンが手に入るとは限りません。ゲットチャレンジも通常と同様、モンスターボールを投げてポケモンを捕獲する手順ですが、使えるボールは白い「プレミアボール」という専用のものだけ。そして与えられるプレミアボールの数は、トレーナーやチームが勝利にどれだけ貢献したかで決まります。

 まず「レイドバトル参加賞」として確実に5個のプレミアボールがもらえます。またレイドバトルが発生したときにジムを占拠していたチームならプラス2個、ボスポケモンに与えたダメージ量、そして全参加者の中でどのチームがボスポケモンを倒すのに貢献したかでいくつかプラスがあります。最低の5個から多いときは10数個となるので、2倍ちょっとの差がつくことになります。ボスポケモンは「きんのズリのみ」を使っても何度も元気よく出てきますので、ボールの数は捕獲率を大きく左右します。

参加賞のほかにボスポケモンに与えたダメージ量やジムの所属、チーム貢献度などでプレミアボールがもらえます

 逆にいえば、自分が勝利にあまり貢献できない場合でも自チームが占拠しているジムのバトルならプラス2個、ほかのチームメンバーが活躍してくれればさらにプラスがあるということ。自分のチームカラーのジムで発生したレイドバトルを狙っていけば捕獲率を上げることができるはずです。もちろん同じ色のチームに所属している友人や知人がいるのならレイドバトルに誘うのもあり。なるべく自分に有利な環境を作って参加してみましょう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.