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茶碗によそった“ごはん”のカロリーが分かる炊飯器

» 2017年09月21日 20時40分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 おいしいご飯も体に入ればタダの炭水化物。体にとって欠かせないエネルギー源になる一方で、過剰に摂取すれば肥満の原因にもなる。アイリスオーヤマが10月に発売する「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器」(KRC-ID30-R)は、茶碗によそったご飯のカロリーをすぐに教えてくれる便利な炊飯器だ。

「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器」(KRC-ID30-R)

 2016年9月に発売した初代「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器」は、米の重量を計測して銘柄ごとに最適な水の量を教えてくれるユニークな製品だった。本体は分離式になっていて、上部は“おひつ”として、下部はIH調理器として使用できる“一台二役”も特徴だ。

新製品も分離できる。上部はおひつとして、下部はIH調理器として活用できる

 新製品のKRC-ID30-Rは、従来機の機能を継承しつつ、計量機能をカロリー計算にも活用した。操作パネルの「カロリー」ボタンを押すと計量モードとなり、ご飯をよそうと重量差を元にカロリーを算出、液晶画面に表示する。「あくまでもカロリーの目安。しかし、食事制限をしている人や体型を維持したい人の栄養管理をサポートできる」(同社)。白米に加えて玄米やおかゆモードで炊飯した場合でもカロリー計算は可能だ。

茶碗によそったご飯(釜から減った重量)を元にカロリーをリアルタイムに計測、表示する
215kcalと表示されている

 “銘柄量り炊き”に対応するお米の銘柄(品種)も増えた。新たに9銘柄を追加し、計40銘柄の炊き分けが可能。お米の銘柄それぞれの粒の大きさや水分値に合わせ、火力や加熱時間を自動調整する。

 「炊飯器で最も重要なのは炊き方。釜の違いに注目されることも多いが、加熱の仕方と全体のバランスでご飯の味は決まる。適度な釜の厚みと素材、米の特徴に合わせたプログラム、そして最適な水の量。この3つのバランスがとれていることが美味しさにつながる」(同社)

 銘柄量り炊きIHジャー炊飯器の炊飯容量は0.5〜3合で、IH調理器の出力は1000W。価格は3万2800円(税別)となっている。

炊飯容量は0.5〜3合。IH調理器の出力は1000W

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