NECは、中国市場向けにGSM端末3モデルを投入すると発表した。2003年度に投入する10モデルのうちの3モデルだ。
既に予約販売が開始され、来週から店頭にお目見えするのが、日本でも披露された薄型のカード型端末「N900」。厚さ8.6ミリ、重さ70グラムと、薄型軽量なのが特徴だ。GSM/GPRS方式に対応したモバイルインターネット端末で、1.8インチ(128×160ピクセル)のTFTカラー液晶、30万画素カメラを装備している。
中国で店頭に並び始めたのが、女性をターゲットにしたペンダント型端末「N910」。ボディカラーはピンクとホワイトが用意される。サイズ52×57×21.2ミリ、重さ約76グラムと小型軽量な折りたたみ型で、首から提げても負担にならない重さだという。
30万画素カメラを搭載、静止画のほか、15秒までのMotion JPEG動画の撮影が可能。背面のカラー液晶は、鏡としても使える。
4月に発売予定の「N820」は、中国市場向けでは初となるQVGA液晶を搭載。30万画素カメラが搭載され、Javaアプリにも対応する。ボディカラーはシルバーとブルー。
NECは今後、ハイエンドモデルを中核に、さまざまなバリエーションの端末を中国市場に投入する計画。2004年には20モデル以上を投入する予定だ。
2003年度の目標となっていた100万台は「ほぼ達成できる見込み」(NEC広報)。2004年度は200万〜300万台、2005年度には500万〜600万台の販売を目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.