ZTEの折りたたみ「nubia Fold」を使って分かった長所と短所 2年6万円台で価格破壊をもたらす1台だ(1/2 ページ)

» 2026年02月16日 11時06分 公開
[山本竜也,ITmedia]
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 ソフトバンクが、ZTE製の折りたたみスマートフォン「nubia Fold」をY!mobile向けに、2025年12月4日に発売した。一括価格は17万8560円だが、「新トクするサポート(A)」を適用し、25カ月目に返却すると、実質負担額は6万7680円になる。

 徐々に知名度が上がり、端末数も増えてきた感のある折りたたみスマートフォン。広げると大画面になる横開き型は、これまで日本ではGalaxy Z FoldシリーズとPixel Foldシリーズしかなかったが、新たにnubia Foldも加わることとなった。なお、縦折りのフリップ型は、Galaxy Z Flipシリーズの他、motorola razrシリーズ、ZTEのnubia Flip/Libero Flipなどがある。

nubia Fold Y!mobileから発売された折りたたみスマートフォン「nubia Fold」

本体は丸みを帯びたソフトな印象 Galaxy Z Fold7よりも開きやすい

 nubia Foldは、カバーディスプレイに約6.5型、解像度2748×1172ピクセルの有機ELを採用している。開くと約8.0型 2480×2200ピクセルの大画面となる。

nubia Fold カバーディスプレイは約6.5型。普通のスマホとして使いやすいサイズ感だ

 本体サイズは閉じた状態で73(幅)×160(高さ)×11.1(奥行き)mm、開くと144(幅)×160(高さ)×5.4(奥行き)mmで、サイズ感的には、Galaxy Z Fold 7(閉じた状態 72.8×158.4×8.9mm、開いた状態 143.2×158.4×4.2mm)とほぼ同等だ。重量は249gとなっている。

nubia Fold nubia Fold(左)とGalaxy Z Fold 7(右)。サイズ感はほぼ同じだが、nubia Foldの方が丸みを帯びているためか、ソフトな印象を受ける

 Galaxy Z Fold 7が角ばったシャープなデザインであるのに対し、nubia Foldは全体的に丸みを帯びており、ソフトな印象を受ける。また、側面の縁に丸みがあることで、閉じた状態でも指をかけやすく、スムーズに開閉できる。Galaxy Z Fold 7は引っ掛かりがなく、若干開きにくさを感じるので、この部分はnubia Foldの優位点の1つといえる。

nubia Fold エッジ部に丸みがあるため、開く際に指をかけやすい

アウトカメラは2眼+マクロ、望遠カメラは非搭載

 アウトカメラは、広角5000万画素+超広角5000万画素+マクロ500万画素という3眼で構成されている。インカメラは、カバーディスプレイ側、メインディスプレイ側ともに2000万画素となっている。

nubia Fold アウトカメラは広角5000万画素+超広角5000万画素+マクロ500万画素という3眼構成。望遠が非搭載なのは少々物足りない

 製品の価格帯を考慮すると、望遠カメラが非搭載なのは物足りなさを感じる。デジタルズームで最大20倍までの撮影は可能だが、正直なところあまり実用性は感じない。

nubia Fold 1倍で撮影
nubia Fold 2倍で撮影するも、デジタルズームになってしまい、細部がつぶれてしまう。せっかく5000万画素なので、等倍切り出しなどに対応してほしいところだ
nubia Fold 20倍で撮影
nubia Fold 0.8倍で撮影
nubia Fold 1倍で撮影
nubia Fold マクロで撮影

 カメラアプリのUI(ユーザーインタフェース)については、カバーディスプレイ側で使う分には問題ないものの、開いた際に少々使いづらく、大画面への最適化が不十分な印象を受けた。もっとも、開いた状態で撮影することはほとんどないので、問題ないだろう。

nubia Fold カメラアプリのUIは、かなりシンプルだ

ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Elite」を搭載 高スコアを記録

 nubia Foldは、SoCにSnapdragon 8 Eliteを搭載するハイエンドモデルだ。ベンチマークアプリのGeekbench 6のスコアはシングルコアが「2991」、マルチコアが「9216」となった。3Dmark(Wild Life Extreme)のスコアも「4939」と高い数値を記録している。

 これは、Galaxy Z Fold 7に搭載されている、Galaxy向けにカスタマイズされた「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」(Geekbench 6 シングルコア「2922」、マルチコア「9180」。3DMark (Wild Life Extreme)「5454」)とほぼ同等のスコアであり、まさにハイエンドモデルにふさわしい処理性能を備えているといえる。

nubia Fold Geekbench 6(左)と3Dmark Wild Life Extreme(右)のスコア

 試しに「原神」を少しプレイしてみたところ、筆者は原神をやりこんでいるわけではないので、他の端末と比較はできないものの、操作感に関して特に気になるところはなかった。

nubia Fold 「原神」は問題なくプレイできた

 なお、ゲーミングモデルというわけではないが、ゲーム向け機能として「ゲームスペース」が用意されている。nubia傘下のゲーミングブランド「REDMAGIC」の端末にも搭載されているもので、ゲーム中のさまざまな設定を調整可能だ。

nubia Fold ゲーム中の設定を調整できる「ゲームスペース」を搭載している

 nubia Foldは8型の大画面を持つが、正方形に近いアスペクト比(1.12:1)になっている。このため、映像が大きく表示される反面、左右の表示範囲が狭くなり、視野角が制限されたような感覚になる。見える範囲が狭いため、ゲームによっては不利になる可能性もある。

 しかし、ゲームスペースを利用すれば、画面のアスペクト比を変更することが可能だ。上下に空間は開いてしまうが、16:9の方がプレイしやすいユーザーもいるだろう。このあたりはいくつか試して、自分の好みの設定を見つけるといいだろう。

nubia Fold 大画面ではあるのだが、正方形に近いため、全画面表示すると左右の表示が狭くなる
nubia Fold ゲームスペースで16:9に変更した状態。上下にスペースができるが、左右の表示は広くなる
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