作品名 | エージェント・コーディ(AGENT CODY BANKS) |
監督 | ハラルド・ズワルト |
制作年・製作国 | 2003年アメリカ作品 |
コーディ・バンクスは、見た目はごくごく普通の15歳の少年。女の子と話すのが苦手で、クラスメイトには“シャイなヤツ”をからかわれる毎日。しかし、コーディには誰にも知られていない裏の顔がありました。それは13歳の時にCIA主催の秘密の訓練プログラムに参加し、優秀なティーンエイジャーのスパイとして登録されていること。この訓練も、親にはサマーキャンプと偽って出かけたのでした。そんなコーディにエージェントとして初めての仕事が依頼されます。
コーディの初任務は、ブリンクマン博士が開発しているナノボットというマシンを調査すること。どうやらブリンクマン博士のスポンサーとして背後にいるのは、極悪のテロ組織らしいのです。ブリンクマン博士の娘ナタリーがちょうどコーディと同じ歳とあって、CIAはコーディをナタリーの学校に転校させ、親密な仲になるよう命じたのでした。
CIAには女の子と話すことが苦手なことを隠していたので、コーディは大慌て。ナタリーと同じ授業に出席し、なるべく近くに座って話しかけるきっかけを探しますが、肝心なところでどもってしまって逆効果。コーディは頭を抱えます。
コーディのサポートをするエージェントとして現れたロニカ・マイルズに、ナタリーの誕生日パーティに招待されなかったら、“この任務から降りてもらう”と脅されてしまいます。コーディは思い切って、ナタリーに連絡することに。
「ハロー、ナタリー元気かい?」
「コーディだよ、今度の土曜何してる?」
シミュレーションするところまではよかったものの、いざ電話をかけてみると、ナタリーの声を聞いた瞬間に受話器を置いてしまう始末。しかし、何とか学校でナタリーと接近するチャンスが訪れ、コーディは念願叶ってナタリーの誕生日パーティに招待されました。
ナタリーの家=ブリンクマン博士の研究室、コーディは万全の装備で乗り込みます。会場入口では人相の悪いガードマンがセキュリティチェック。
「これは?」
さっそくコーディの手荷物が目を付けられます。
「携帯電話さ」
CIA特製のホログラム携帯電話でしたが、難なくクリア。
「これは?」
このガードマン、iPodを知らなかったらしいです。
「MP3プレイヤーさ。退屈しのぎにね」
iPodにもチェックが入りましたが、無事に中に持ち込むことができました。このiPodこそが今回のコーディの任務に欠かせないスパイの七つ道具として大活躍するのです。
携帯電話に入れていたナタリーの家の見取り図を見ながら、ブリンクマン博士の研究室へ侵入するコーディ。iPodがビデオカメラになり、さらに体を吊るすワイヤーにもなり、コーディのピンチを救うのでした。
こうしてナノボットの調査には成功したものの、今度はナタリーがピンチ! 任務として近付いたナタリーに、いつ間にか恋心を抱いていたコーディ。15歳のコーディに敵はあまりにも強大ですが、ナタリーを救うため命懸けで立ち向かっていくのです。がんばれコーディ!
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