海賊版ゲームに忍んでSymbian端末に感染するトロイの木馬が登場

» 2004年08月12日 02時31分 公開
[ITmedia]

 英Symbianは8月10日、トロイの木馬が仕掛けられた携帯電話向けの海賊版ゲームソフトが流通しているとして注意を呼びかけた。

 このゲームソフトの名称は「Mosquitos」。本来はOjomという会社が開発したものだが、いわゆる「Warez」サイトやP2Pネットワークで流通している海賊版の中に、「ダイヤラー」系のトロイの木馬が仕込まれたものが存在するという。

 このバージョンは、インストール時にわざわざ「配布元の身元が確認できない」「海賊版である」ことを示す警告を表示する。にもかかわらずこの海賊版をインストールしてしまうと、トロイの木馬はユーザーがそれと気付かぬうちに、特定の電話番号にテキストメッセージを送りつける。結果として利用者には多額の課金が課せられることになる。

 なお、Symbianプラットフォームにはいくつか種類があるが、UIQインタフェースを採用しているソニーエリクソンなどの端末や富士通の端末は、このトロイの木馬には感染しないという。

 6月にはSymbian OS搭載端末をターゲットに、Bluetooth接続経由で感染を広めるワーム「Cabir」が発見されている(6月15日の記事参照)。しかし、Cabirが勝手に感染を拡大するのに対し、今回発見されたトロイの木馬は、ユーザーが自ら海賊版ソフトをインストールしない限り感染しない。これを踏まえてSymbianでは、不正な、あるいは海賊版ソフトウェアのダウンロードにはリスクが伴うことを認識する必要があるとしている。

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