QUALCOMM、ディスプレイ技術会社を買収

» 2004年09月10日 07時55分 公開
[ITmedia]

 米QUALCOMMは9月9日、ディスプレイ技術会社Iridigm Display Corporationの買収で合意したと発表した。QUALCOMMがIridigm株式の未保有分約86%を約1億7000万ドルで買収、100%子会社化する。

 Iridigmが特許を持つディスプレイ技術「iMoD」は、性能、消費電力、コスト効率面で大幅な向上を約束する画期的なものだとQUALCOMMは説明。既存のディスプレイ技術に比べて消費電力が大幅に削減でき、液晶に比べて製造コストも抑えられるため、あらゆる携帯端末に高度なマルチメディア機能を持たせることが可能になるとしている。

 QUALCOMMワイヤレス&インターネット部門執行副社長ポール・ジェイコブズ氏は発表文で「Iridigmの買収によってiMoD技術を市場に出す時期が早まる。これは、携帯機器のコストとサイズ、消費電力を引き下げながら性能を迅速に引き上げるというQUALCOMMの全般的な戦略と合致する」と述べている。

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