音声定額プランのターゲットユーザーは?

» 2005年03月15日 22時00分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 「ウィルコム端末同士なら月額2900円」というウィルコムの新定額プラン。ウィルコムは現在、音声、データ通信合わせて約300万ある契約を、約400万にしたいという。100万契約増すべてを音声通話契約で、とはいかないまでも、定額プランを武器に大幅な新規契約を見込む。音声定額で狙うターゲットユーザーとは、どのような層だろうか?

個人ユーザーではカップル、プラチナ世代にアピール

 家族での利用を推進したいと考えているのは「ファミリーパック」の存在からも明らか。1台目は月額2900円だが、2台目以降は月額2200円で「4人家族でも9500円」とアピールする。

 また、新しく個人ユーザーで狙いたいのが「カップル、プラチナ世代」。「ある意味家族の一歩手前なわけですが。話が尽きない二人でも、ウィルコム端末同士ならいくらでも話せる」と、カップルで2台契約してくれる層を狙いたいとした。

 また「安心のために持ってもらう」とプラチナ世代への普及も進めたいとする。ウィルコムでは以前より、PHSが携帯に比べて電磁波が弱く「人に優しい」端末であることをアピールしている。

SAR(Specific Absorption Rate)は、人間の頭に吸収される電波の平均エネルギー量を示す値。電波の人体吸収に関する技術基準値となっている。日本では2.0W/kg以下が数値基準だが、米国や中国では1.0W/kg以下、スウェーデンでは0.6W/kg以下。ドイツでは0.6W/kg以下の携帯電話に対し、有害物質不使用、環境保護の基準を満たしている製品に与えられる「青い天使マーク」を付与している

法人向けプランは、ナノセル登場を待って力を入れる

 従来ウィルコムでは、PHSを利用した内線システムを法人向けに提供していたが、「音声定額プランを導入したことで、社内も外線で通話できる準備ができた。いわゆる『モバイルセントレックス』よりも、一歩進んだサービスが提供できる(ウィルコム社長の八剱洋一郎氏)」とする。

 法人向けのサービスは料金プランなどを出しにくい、としつつも「細かい仕組みはこれから。ナノセルの登場を待って、法人にも力を入れる」と八剱氏。ナノセルとは、屋内に設置できる超小型基地局で、数万円程度で提供される予定だ。

WPC PC EXPOで参考出展されていた、屋内に設置できる超小型基地局のナノセル


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月09日 更新
  1. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  2. 楽天モバイルの「ローミング継続」条件は本当に「エリア外」だけ? 2社のマップから見えた“食い違い” (2026年10月08日)
  3. 新コード決済「teppay」はどこで使える?  エキナカ施設からコンビニ、ファミレス、ECまで一挙案内 (2026年10月07日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. フリービット創業者の石田宏樹CEOが辞任 子会社の株式取得で「利益相反」などの指摘を受け (2026年10月07日)
  6. KDDIのローミング縮小でも「やめる理由にはならない」 楽天モバイルユーザー4人が語る本音と“経済圏”の囲い込み (2026年10月05日)
  7. Boseが有線イヤフォン市場に再参入 ノイキャン搭載で約1.7万円の「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」 (2026年10月08日)
  8. Xperia純正充電器がソニーストアから消える 今後は「出力30W以上のUSB Power Deliveryに対応した充電器の使用を」 (2026年10月07日)
  9. 富裕層向けカードの潮流が変化 アメックス、三井住友、ダイナース、ラグジュアリーカードが狙う“特別な体験価値”とは? (2026年09月22日)
  10. ファミマのゆうちょATM約5400台が営業終了へ  2027年1月から順次 (2026年10月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー