ガートナー ジャパンは、2005年上半期の国内携帯販売台数が前年同期比0.8%減の2196万台だったと発表した。メーカー別に見ると、NEC、パナソニック モバイルコミュニケーションズ(パナソニック)、シャープの上位3ベンダーが約60万台という差の中でひしめいている。
メーカー | 2005年上半期(シェア) | 2004年上半期(シェア) |
---|---|---|
NEC | 356万4200(16.2%) | 485万7400(21.9%) |
パナソニック | 332万9400(15.2%) | 298万5900(13.5%) |
シャープ | 297万8500(13.6%) | 314万5300(14.2%) |
三洋電機 | 241万4500(11.0%) | 203万5900(9.2%) |
富士通 | 219万4100(10.0%) | 154万5600(7.0%) |
そのほか | 747万6300(34.0%) | 756万3000(34.2%) |
合計 | 2195万7000(100.0%) | 2213万3100(100.0%) |
上位2社は、第1四半期と第2四半期で順位が入れ替わるなど競争が続く状態(9月6日の記事参照)。「いずれもNTTドコモ向け端末市場でロイヤル・カスタマー層を確立しており、両社の勢力が拮抗する状態は、2004年第3四半期以降続いている」(ガートナージャパン)
第3位のシャープは、2005年第2四半期に300万画素カメラ搭載機を発売するなど、自社の強みを生かした商品展開を続けている。「同社はボーダフォン向け端末市場で圧倒的な強さを見せており、ドコモ向け端末市場でも高画素カメラおよび高品質な液晶によって、ブランド・ロイヤリティを確立しつつある」(同)。
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