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» 2005年09月28日 15時58分 UPDATE

ドコモ、高速化赤外線「IrSimple」対応のFOMAを試作

ドコモは、高速赤外線方式「IrSimple」に対応したシャープ製FOMA端末を開発したと発表した。「CEATEC JAPAN 2005」のドコモブースで展示を行うという。

[杉浦正武,ITmedia]

 ドコモは9月28日、高速赤外線方式「IrSimple」に対応したシャープ製FOMA端末を開発したと発表した。データ転送速度として、約3.8Mbpsを実現する。10月4日から開催される「CEATEC JAPAN 2005」のドコモブースで展示を行うという。

 IrSimpleとは、ドコモがITXイー・グローバレッジ、シャープ、早稲田大学と共同開発した通信方式(8月26日の記事参照)。業界標準化団体のIrDA(Infrared Data Association)でも、国際標準規格として採用された。従来の赤外線通信(IrDA)のデータ転送速度が約20kbps〜70kbpsだったのに対し、IrSimpleは速度約3.8Mbps以上と、約50倍以上の高速化が図られている。

 同一サイズのファイル送信時の消費電力量が、従来機に比べて約60分の1に抑えられるというメリットもある。また携帯電話に装着しているminiSDカード内データを、ダイレクトに送受信可能となる。

 商用化は検討するが、現在は未定。「IrSimpleを利用すれば、携帯電話同士での電話帳や画像などの転送時間が短縮されるほか、新たな用途での大容量データ送信も期待される」(ドコモ)

 ドコモでは、携帯で撮影した画像をAVストレージ機に転送したり、プリンタに転送して印刷したり、美術館での説明資料を携帯内に取り込んだりといった用途を提案している。

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