ウィルコム、20Mbpsオーバーの次世代PHS。3〜5年後実用化

» 2006年01月27日 18時00分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 ウィルコムは1月27日、次世代PHSの実験を行うための免許を取得したと発表した。OFDMAシステムの電送実験などを中心に、次世代PHSシステムの開発を進める。同社は「3〜5年後を目安に実用化していく」(広報部)としており、携帯電話の4Gと同時期の商用化となりそうだ。

 通信速度的には20Mbps以上をターゲットとしており、「モバイル向けWiMAXよりも上を狙う」という。現行PHSと同じTDD方式にOFDMAを組み合わせる。

 実験は2.3GHz帯(5MHz幅)を使い、虎ノ門地域のビルに基地局を設置して行う。実験システムには米Adaptixの協力のもと構築し、屋外静止/屋内静止/屋外高速移動などの環境で電送性能の評価を行う。

 ウィルコムは、現行PHSのパケット通信を複数束ねた4x、8xなどをサービス中。また2月以降、現行システムを拡張し、高度化PHSとして「W-OAM」方式のサービスを導入する予定(1月27日の記事参照)。次世代PHSは、その後に続く通信方式となる。

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