ニュース
» 2006年09月01日 16時47分 UPDATE

機種変せずに長く使うと割安に──ボーダフォンが「スーパーボーナス」を導入

ボーダフォンは、新機種が1万500円引きで購入できる新サービス「スーパーボーナス」を9月1日から開始した。同じ端末を長期間使うとより割安になる新しい販売モデルとなる。

[園部修,ITmedia]

 ボーダフォンは9月1日から、新しい割引サービス「スーパーボーナス」を全国で開始した。スーパーボーナスとは、スーパーボーナス継続割引とスーパーボーナス特別割引、そしてデュアルパケット定額の2カ月無料を組み合わせたものの総称だ。

 このサービスを利用するには、一般的な店頭販売価格より高い「スーパーボーナス用販売価格」で端末を購入し、デュアルパケット定額に加入する必要がある。料金の支払い方法は銀行振替かクレジットカード払いのみ利用可能だ。しかし、端末購入価格から1万500円が割り引かれたり、端末代金の分割払いが選べたり、長期間利用すると購入代金が戻ってきたりといくつかの特典がある。

 新規契約や機種変更、契約変更に伴ってスーパーボーナスに加入したユーザーには、スーパーボーナス継続割引として、端末代金を最大1万500円割り引きするか、もしくは3カ月後に指定口座に1万円をキャッシュバックする。加えて新規契約の場合は加入月と翌月の基本使用料が無料になる。

 月々の基本使用料は1年目と2年目が15%引きで、3年目以降は徐々に割引率が拡大し、11年目以降は41%引き。割引率は2年契約の「ハッピーボーナス」よりは低くなるが、ハッピーボーナスに契約していたユーザーは、ハッピーボーナスでの契約期間が引き継げる。加入後27カ月目以降は12カ月ごとにボーダフォンマイレージポイント2000ポイント/4000円相当をプレゼントする(家族割引の副回線の場合は1000ポイント/2000相当)。解約時の契約解除料は発生しない。

 スーパーボーナス用販売価格という新しい端末価格は、支払い総額が従来の店頭販売価格よりも高くなるが、頭金+24回払いで支払うか、一括払いが選べる。分割払いを選んでも金利負担はないため、総額は一括払いと同じになる。

 スーパーボーナス用販売価格で購入したユーザーには、スーパーボーナス特別割引として、端末代金のうち月々の分割払い額に相当する金額を、基本使用料や通話料から購入後3カ月目以降24回に渡って割り引きする。割引額は機種や通信方式によって変わるが、月額2280円から月額880円の間で細かく定められている。この割り引きにより、分割払いの場合はほぼ毎月の支払額が、一括払いの場合は先に払った額がボーダフォンから還元される仕組みだ。

 つまり、ユーザーに同じ端末を2年以上使うことを事実上義務づけるサービスといえる。

スーパーボーナス特別割引額(新規)
端末グループ Vodafone 3G V6・V5・V4・V3シリーズ
A 月額2280円 月額1780円
B 月額1880円 月額1480円

スーパーボーナス特別割引額(機種変更/買い増し/契約変更)
端末グループ Vodafone 3G V6・V5・V4・V3シリーズ
A 月額1580円 月額1180円
B 月額1180円 月額880円

端末のグループ分類
端末グループ Vodafone 3G V6・V5・V4・V3シリーズ
A 905SH、904SH、904T、804SHなど V604SH、V604T、V603T、V603SHなど
B 804NK、804N、705SH、705Tなど V502T、V403SH、V302SHなど

 スーパーボーナス特別割引の適用期間中に契約変更や買い増し、機種変更、解約をした場合は、割引はその前月分までに適用され、変更前の端末に関しては以降の割引は受けられなくなる。分割払いを選んでいる場合は、端末価格の残りの部分も支払う必要がある。契約変更、買い増し、機種変更してさらにスーパーボーナスの継続を申し込むと、また2カ月後からスーパーボーナス特別割引が開始される。ただし割引額は新規のものより安い、機種変更時のものが適用される。

 さらに3G端末の場合は、加入から2カ月間デュアルパケット定額の定額料が無料になる。

 なお、スーパーボーナス用販売価格の頭金に相当する金額は、8月31日までの販売価格から大幅に安くなる訳ではないという。つまり、今まで販売奨励金でまかなっていた端末価格の割引分を、ある程度ユーザーに負担してもらうための施策といえそうだ。

 分割払いを選んでおいて、短期間で機種変更や解約をすると、月々の分割払い額分の割り引きがなくなり、割賦だけが残る。逆に同じ端末を長期間使うユーザーにとっては基本料金や月々の利用料の割り引き、2年目以降毎年もらえる4000円相当のポイントなどのメリットを用意している。ただハッピーボーナスや年間割引などと比べても割引率はあまり大きくなく、実質的なユーザーのメリットはあまりない。携帯電話の販売モデルを大きく変える試みとなっている。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.