壮大な親子喧嘩、再び──本格3D格闘「鉄拳2」動画で見るメガゲーム

» 2007年04月20日 09時00分 公開
[阿部加奈子,ITmedia]

 ナムコ(現バンダイナムコゲームス)から1994年にアーケードで登場した3D対戦格闘ゲーム「鉄拳」。以後はシリーズ化を重ね、対戦格闘ゲームを代表する作品にまで成長した。鉄拳シリーズの特徴は、その独特の操作方法にある。それまでの格闘ゲームには見られなかった、「左パンチ」「右パンチ」「左キック」「右キック」という攻撃を、4つのボタンにそれぞれ割り当てて再現したのだ。

 これにより、右パンチを押せば操作するキャラクターも右手でパンチを繰り出すという、直感的な操作が楽しめた。また、主人公の三島一八が、実の父親である三島平八を倒すため戦いを繰り広げる──ストーリーの根幹にあるものは親子喧嘩だったというのも話題を呼んだ。



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コンテンツ名 「鉄拳2」
料金 月額315円
対応機種 「903i」「703i」シリーズのメガゲーム対応機
アクセス ・iモード:「メニュー/検索」→「ゲーム」→「ゲームパック」→「ナムコ・ゲームス」
・携帯メールで検索!『game@mtap.jp』件名に「ゲームタイトル」を入れて送信!

立場が入れ替わり続行する親子喧嘩

 メガゲーム版として登場したのはシリーズ2作目である「鉄拳2」。主人公が前作のラスボスである平八に変わり、対するラスボスの座には前作の主人公である一八が座った。追う者と追われる者が入れ替わっただけで、親子喧嘩という奇抜なストーリーは健在だ。

 携帯アプリには珍しい3D対戦格闘ゲームということで、操作を気にする人は多いだろう。本作では[2][3][5][6]のボタンが、それぞれ左パンチ、右パンチ、左キック、右キックに対応。移動は十字キーで行うため、左手で十字キーを操作して右手で攻撃ボタンを押して戦う、つまり両手での操作スタイルを採用している。慣れれば本格的で緻密な操作を行えるはずだ。

 なお、そのほかのボタン([1][4][7][8][9])、例えば[1]ボタンには「左パンチ+左キック」というように、同時押しの機能が割り当てられている。これらを活用すれば、より思い通りの操作を行えるだろう。

 また、攻撃は決定キーを押しても繰り出せる。その場の状況に応じて発生する攻撃が変わるので、決定キーの連打するだけでもそこそこ戦える。シビアな駆け引きを楽しむことはできないものの、戦っている雰囲気は手軽に味わえるはずだ。

photophotophoto (C)1994-2006 NBGI

 本作は本編アプリとデータ(10Mバイト)の2つに分けて配信している。本編アプリは、携帯本体に保存できるコンパクトさだが、使用できるキャラクターは平八のみという制限がある。外部メモリを用意してデータを保存すれば、平八を含めた全8キャラクターを操作可能だ。本作を余すところなく楽しみたい人は、外部メモリの用意を忘れないようにしたい。

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