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» 2012年07月13日 18時34分 UPDATE

デジタルアーツが調査:未成年のスマホユーザー、フィルタリングの設定率が低下傾向 (1/2)

デジタルアーツが未成年とその親の携帯電話・スマートフォンの使用実態に関する調査結果を発表した。スマホユーザーの低年齢化が進むと同時に、フィルタリングの設定率が低下していることが分かった。

[平賀洋一,ITmedia]
photo デジタルアーツ代表取締役社長の道具登志夫氏

 フィルタリングなどのセキュリティサービスを提供しているデジタルアーツは7月12日、未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態と親子の意識差に関する調査結果の発表会を開催した。

 調査対象となったのは、全国の10歳から18歳までの男女と、同じく10歳から18歳の子供を持つ保護者。調査はマクロミルを使ったネットアンケートで、6月22日から23日に行われた。有効回答数は1236件。デジタルアーツは2011年12月にも未成年を対象とした同様の調査を行っているが、今回はその保護者も対象としている点が異なる。

 2011年末の調査で14.4%だった未成年者のスマートフォン所有率は、今回の調査では30.6%とほぼ倍増しており、特に女子高校生では54.4%と高くなっている。スマホ所有者はソーシャルアプリを活用する傾向にあり、「LINE」は42.1%、「Twitter」38.3%、「mixi」は25.7%が利用している。ユーザーの増加が著しいLINEは親世代にも広まりを見せ、父親は15.6%、母親は27.3%が利用しているという。


photophoto スマートフォンの使用動向(写真=左)と使用アプリ(写真=右)

photo デジタルアーツの吉田氏

 調査結果を説明したデジタルアーツの広報・コーポレートマーケティング担当の吉田明子氏は、「LINEを通じた母娘のコミュニケーションが行われている可能性が高い」と分析した。またソーシャルアプリ以外では、動画サイトの利用が広まっており、YouTubeは女子高校生83.3%、男子高校生74.5%、またニコニコ動画も女子高生は29.6%、男子高生46.8%が使用している。

 未成年全体の42.6%がいわゆる有害サイトの閲覧経験があり、年齢が高い男子高校生は44.7%、女子高校生は55.6%が有害サイトを閲覧したと答えている。フィルタリングの使用率は全体で34.5%で、スマートフォン所有者では23.8%に低下(フィーチャーフォンでは39.2%)。ここでも年齢が高くなるとフィルタリングの使用率が減少し、スマホ・ケータイを問わず女子高校生の利用率は29.1%と低くなっている。未成年のなかでは、女子高校生がもっともアクティブにスマホやケータイを使っていることが分かった。

 スマートフォンのメリットについて、親の68.1%、子供の83.3%が「アプリがたくさん使えて便利になる」と感じる一方、「セキュリティ面は不安」との意識が強いことも明らかになった。

親子で意識に差、店頭でのフィルタリング説明は4割以下

 スマホやケータイを未成年が使う場合、特にネット上でのルールやマナーは「家族に教えてもらう」という回答が57.3%で最も多かった。これは小中学生で顕著で、高校生になると男女とも「自分で覚える」「ネットで検索する」という回答が増えている。

 またフィルタリングに関する店頭での説明については、全体の38.9%が説明を受けたとしているが、6割以上は説明を受けていない、あるいは覚えていないと回答。説明の内容も、未成年ユーザーへのフィルタリングが法令で義務化されていることや、機能の内容などが中心で、その必要性や背景についてはあまり触れられていないことが分かった。これについて吉田氏は、「店頭での限られた接客時間では、フィルタリングがなぜ必要かまで踏み込むのは難しいのかもしれない」と、一定の理解を示している。

photophoto フィルタリングの使用状況(写真=左)と必要と感じているスマホへの対策(写真=右)

 フィルタリングが必要と感じる比率については、親子で20%近い差が出ている。PCと同じようなマルウェア対策や、むやみなアプリのダウンロード、個人情報の流出には親子とも気を払っているが、フィルタリングの必要性については親の46%が必要と思うのに対し、子供では27%と意識の低さが明らかになった。特に女子高生では14.5%にとどまっている。

 今回の調査を行ったデジタルアーツは、PCやスマートフォン、ゲーム機などに対応したフィルタリングサービスの「i-フィルター」を提供している。iフィルターを使えばWi-Fi環境でもフィルタリングが適用されるほか、子供がダウンロードしたアプリを保護者がリモートで監視でき、どのアプリを起動させるかなども随時設定できる。

 i-フィルターの利用料金は、Android版は月額版315円、年額版は3780円。iOS版は年間(365日)で3800円。PCとMacでは月額350円で利用でき、そのほかネット接続できるゲーム機(Wii、PS3、ニンテンドー3DS/DSi/DS、PSP)やネット対応テレビ向けのサービスも提供している。

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