読者が決める「買って良かったスマホ・ケータイ」結果発表 その良い点・悪い点とは(4/5 ページ)

» 2013年02月01日 16時45分 公開
[ITmedia]

ベスト10入りした人気スマホの傾向とは?

 ベスト10に入った機種をキャリア別に分けると、NTTドコモが6機種、KDDI(au)が3機種、ソフトバンクモバイルが1機種となっています。なおiPhone 5はauとソフトバンクでそれぞれ1機種としてカウントしています。

 一見すると支持が多いドコモですが、多くの機種はランキングの中段以降に集まっています。3位となったGALAXY NEXUSは、GoogleによるAndroidのリードデバイスであることやプリセットアプリの少なさが評価されており、ドコモらしさが最も薄い機種が人気を集める結果となりました。

 KDDIはiPhone 5を除くとHTC J/HTC J butterflyの2強のみとなります。どちらの機種も開発段階からKDDIが強く関係しており、キャリアが主導したスマートフォンといえるでしょう。KDDIはHTCとタッグを組み、auのオリジナルブランド端末である「INFOBAR A02」を1月24日に発表しました。新しいINFOBARもHTC Jのようにユーザーから高い支持を得るのかが気になるところです。

 ベスト10入りしたソフトバンクモバイル端末はiPhone 5のみ。読者アンケートの結果からも、iPhoneへの依存度が高いことが見て取れます。ちなみにiPhone 5以外の機種では、iPhone 4Sが17位タイ、2012年冬モデルのAndroidスマホ「MOTOROLA RAZR M 201M」が20位タイに入っています。個性的なAndroid機をラインアップする同社ですが、多くの支持を得るのは難しいようです。

 ランキングされた端末をメーカー別で見ると、ソニーモバイル(旧ソニー・エリクソン含む)が3機種、HTCとSamsung電子、Appleが2機種、シャープが1機種ずつとなりました。意外にも複数のキャリアでランクインしたのはAppleのみで、そのほかのメーカーは特定のキャリア向け端末のみとなっています。

 5インチフルHDのHTC J butterflyが1位になったことでも分かるように、スペック面では大画面・高解像度化の傾向が顕著でした。片手で操作しにくいなどサイズの問題がなければ、ディスプレイはより大きいほうが評価されています。ディスプレイとともにボディが大きくなることで、搭載するバッテリーも大容量化でき、使える時間が長くなるという効果もありました。GALAXY Note IIなどはそうした面が高く評価されています。とはいえ手頃なサイズを求める声も多く、3.7インチ液晶で全部入りのXperia SXも、GALAXY Note IIに次ぐ人気となりました。

 通信速度ももちろん速いほうが人気で、3Gより4G対応したスマホが上位となっています。LTEで通信が速くなった、テザリングができて便利になったという感想が多くありました。しかし料金プランについては不満も多く、無料通話分がなくなることやパケット通信量に上限が設定されていることに戸惑う声が多く寄せられました。またフィーチャーフォンへの投票もありましたが、その数は限定的でした。

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