ニュースTwitterでも豚インフル“猛威” 「パニック助長」の指摘も豚インフルエンザの話題がネットを席巻し、Twitterにも投稿があふれている。だが、たった140文字のTwitter投稿は誤った情報を広め、必要以上のパニックを起こすとの指摘も。2009年04月27日 16時29分 更新
豚インフルエンザの発生は、テクノロジーと、テクノロジーが可能にした人と人との強固なつながりが間違った方向へ進んでしまう可能性を示す重要な例だと一部で指摘されている。 これまでに豚インフルエンザはメキシコで少なくとも86人を死に至らしめ、米国、カナダ、フランス、イスラエル、ニュージーランドでも感染が確認されている。米政府は豚インフルエンザに対処するために公衆衛生に関する緊急事態を宣言した。同国では少なくとも20例の感染が確認されている。 しかし一部では、Twitterのようなサービスが必要以上のパニックを広めていると指摘している。その一方では、この種のサービスは迅速な情報共有を可能にするため、ウイルスの拡散を防ぐカギになり得るとの意見もある。 エブゲニー・モロゾフ氏はブログForeignPolicy.comで、今回のような状況では、Twitterが誤解を広める可能性があると主張している。 同氏は次のように述べている。
モロゾフ氏は、豚インフルエンザに関するTwitter投稿の多くでは、コンテキスト(状況)が分からないことが問題だと指摘する。「Twitterでの豚インフル騒動は、コンテキストの重要性があらためて証明された。コンテキストを欠いていることで、ほとんどのTwitterの投稿はひどく損なわれている。Twitterの問題は、140文字ではコンテキストをほとんど説明できないという点にある」 だがモロゾフ氏は、Twitterでの議論の99%では、コンテキストが分からなくても問題にならないだろうとも述べている。しかし「世界的にウイルス流行している状況――メディアが既に深刻な脅威をさらに大げさにしようとしている――では、数百万人の人々が自分の不安を140文字に詰め込んで公の場に漏らすことになり、パニックの伝播など危険な結果を招く可能性がある」と同氏は言う。 一方、Googleはもっと明確な情報を提供しており、インフルエンザの動きを地図化している。米メリーランド大学ボルティモア校のブロガー、ティム・フィニン氏は次のように述べている。
Google Map Maniaブログでは、メキシコの豚インフルエンザの拡散を示す、ある組織の作った地図を取り上げている。この地図は「ウイルスの流行を地図化しようとする協調的、社会的共有の取り組みで、ユーザーによる情報の提供が必要となる」という。このブログでは、Google Maps技術で作成されたほかの関連地図も紹介している。 Broadstuff.comは冗談半分で、Twitterでの豚インフルエンザまん延を避ける方法を説明している。
冗談はさておき、豚インフルエンザ発生は現実に起きており、恐ろしいものだ。フランスで感染が確認されたことを、わたしは少々心配している。今ニースにいるからだ。行きの便で、たまたま同じ列にカンヌのウイルス関連会議に出席する科学者が座っていた。鳥類とインフルエンザの流行を専門とするその科学者は、第3回国際インフルエンザワクチン会議に向かっていた。会議は豚インフルエンザの話題で持ちきりだろう。 関連記事[Darryl K. Taft,eWEEK] Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2010. All Rights Reserved. |