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「思い切ってかじを切った」 「gooホーム」、リニューアルで“ソーシャルWebポータル”に

» 2009年05月21日 17時34分 公開
[小笠原由依,ITmedia]

 NTTレゾナントは5月21日、SNS「gooホーム」をリニューアルしたと発表した。Twitterなど、外部のソーシャルWebサービスに連携したほか、OpenSocialガジェットにも対応した。

 「SNSとしては最後発。今回は思い切ってかじをきった」――と同社の上床昭人担当課長は語る。

photo リニューアルした「gooホーム」のイメージ

 リニューアルの目玉は外部サービスとの連携。TwitterやFlickr、はてなブックマークなどの約30の外部サービスを利用可能で、“ソーシャルWebポータル”がリニューアルのコンセプトだ。

 ユーザーは、自分のプロフィール画面に、gooが運営するサービスの更新情報に加え、自分が利用する外部サービスの更新情報を表示できる。マイページである「マイホーム」では、登録した友人や気になっているユーザーの更新情報を一覧でチェックできる。更新情報はタイムライン表示のほか、サービスやカテゴリ別の表示も可能だ。「多くの人は『写真投稿にはFlickr』など、一般的なSNSとは別に、多くのサービスを利用している。だったらすべて1つのページの中でチェックできたら便利なのでは」(上床担当課長)


photo プロフィールページ
photo マイホーム

 OpenSocialガジェットにも対応し、まずは70のガジェットを公開した。プロフィールページやマイホームに組み込むことができ、「お気に入りのゲームをプロフィールページに貼り付ける――など、自己表現の場としても強化した」(上床担当課長)

 ガジェットはユーザーが開発して公開することもできる。利用数に応じて収益を配分するといった開発活性化策を検討している。

 マイホームやプロフィールページのデザインも変更できるようになった。従来は色変更などしかできなかったが、デザインテーマに対応。まずは、約30種類のデザインを提供する。マイホームのデザイン変更なども更新情報として通知するため「バイラル効果によるサービスの広がりも期待できる」(NTTレゾナントの北村英志さん)としている。

 同社によると、現在のgooホーム登録者は「数十万人」。リニューアルを機に、半年後をめどに倍増を目指す。「新機能や、外部サービスとの互換性を持たせたため、幅広く利用されるサービス」と、新しいユーザーの獲得を期待している。

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